プリキュアは安定期なのか、いわゆるライフサイクル論からみてみました。
一般的に製品の売り上げは時間の経過とともに、
「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」からなる
いわゆる「製品ライフサイクル」をたどる、といわれています。
くわしくは、ググればいくらでも解説しているサイトがあると思います。
製品ライフサイクル理論(PLC)とは|マーケティング用語集|株式会社エスピーアイ
この製品ライフサイクルは1商品だけではなく、製品の「ブランド」にも適用出来る、と考えられています。
いわゆる””ブランドライフサイクル””といわれているものです。
で、コレをプリキュアブランドにもあてはめてみました。
(プリキュアブランド、としてみるので「マックスハート」までは除き(これらはまだブランドではなく1商品)、ブランドとして成り立ったスプラッシュスターを最初として考えます。
実際のバンダイ作品別売上げと重ね合わせるとこんな感じです。
昨年、今年と妖怪ウォッチなどの外部要因が強すぎてイマイチ判断しにくいですね。
現在のGoプリが、まだ成熟期なのか、衰退期の一歩目を踏み出しているのか判断が難しいですね。
個人的には現在のGoプリはまだ、成熟期ではあると思います。(バンダイの計画値的にもまだまだプリキュアを売る気はあるようです。各種インタビュー、株主総会等からもプリキュアを継続していく方向であることは間違いないとは思います。)
ただ、この1,2年で現状の売り上げを維持するのか、さらに下がって衰退期に入っていくのか、ちょっと不透明ですね。
今後の推移を見守りたいと思います。
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ちなみに、それぞれの時期にはそれに適した戦略をとっていく必要があるようです。
(戦略)製品普及のボトルネックになっているものを取り除き、認知度を上げていく
成長期:ブランドが認知され、急速に売り上げ、利益が伸びる :
(戦略)売り上げが上がっていくので、守りには入らず新しいチャレンジをどんどん行い新商品の開発を行っていき、売り上げを伸ばす。
成熟期:ブランドが浸透し、売り上げの成長が止まる。 :
(戦略)売り上げは頭打ちで伸びないので、リスクは避け、成長期で培ったノウハウを利用して安定した良質な製品を作り、コストダウンの敢行により利益を出していく。
(←多分、今ここ)
衰退期:ブランドが衰退し、売り上げ、利益ともに減少していく :
(戦略)今後の選択を迫られる。リスク、コストをかけて大胆な策にでるか、そのまま縮小、撤退していくか・・etc