プリキュアの数字ブログ

プリキュアの数字に関するブログです。数字以外の事も半分くらい。数字に公平であるため広告、アフィリエイトは導入していません。価格.comのプリキュアおもちゃ特集ページ書きました。

「魔法つかいプリキュア!」年末商戦は昨対122%。

(プリキュアのディープな人向けの記事です。)

 

玩具情報誌トイジャーナル2017年2月号に、玩具業界の年末商戦の結果が載っていました。
(強調表示は筆者によるものです)

トイ戦略室ゼネラルマネージャー露木項治氏

(前略)
ガールズトイ事業部も昨対103%との結果です。
「プリキュア」は年末向けのメインアイテムとして投入した「魔法のレインボーキャリッジ&プレシャスブレス」が期待値に届かなかったものの、「おしゃべり変身モフルン」や「リンクルスマホン」といったメイン商材が良い動きで、昨対122%を取ることが出来ました。

ただその一方で前年に少し届かなかったのが「ここたま」です。ハウス商材が計画値までいかなかったのが要因となりました。

トイジャーナル2017.2 p53

 

「魔法つかいプリキュア!」の年末商戦は昨対122%。

「レインボーキャリッジ」は期待値には届いていない、とはっきり明言されましたが、そのぶん「モフルン」「リンクルスマホン」が売れた様で、プリキュアの年末商戦は昨対122%、という結果だった様です。

実は一昨年「Go!プリンセスプリキュア」の時も年末商戦は昨対124%だったので、ここ2年でプリキュアの年末商戦はかなりの回復を見せているようです。

年末商戦を牽引したのはやっぱり、
「おしゃべり変身モフルン」と「リンクルスマホン」だったようです。

魔法つかいプリキュア! おしゃべり変身モフルン魔法つかいプリキュア! リンクルスマホンDX 変身キュアフェリーチェセット

 

確かに自分の地元でもクリスマス前には「おしゃべり変身モフルン」が売り切れていました。


ただ、気がかりなのが、箱ものアイテム「レインボーキャリッジ」が思った様には売れなかったことでしょうか。ここ最近の「箱もの玩具」は不調が続いている様ですね。
トイネス玩具ランキングでもレインボーキャリッジは9月に6位にランクインした後は、早々にトップ10から姿を消しています。

魔法つかいプリキュア! 魔法のレインボーキャリッジ&プレシャスブレス

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プリキュア玩具は、この年末向けの「箱もの玩具」をどうするか、が今後の課題になるのではないでしょうか。

しかし、全体としては「魔法つかいプリキュア!」の年末商戦が好調に推移出来て本当に良かったと思います。

バンダイの年末商戦は
ボーイズトイ事業部 昨対106%
ガールズトイ事業部 昨対103%
プレイトイ事業部  昨対95%
3事業部全体としては昨対103%だそうです。


また、新プリキュア「キラキラ☆プリキュアアラモード」への言及として、

バンダイガールズトイ事業部 マーケティングチーム 立道康介氏

「今回の年末商戦では昨対120%を超える実績を残すことができた。
この作品ではメインターゲットである3~4歳女児の新規層取り込みに注力したMDを展開、低年齢女児に人気のぬいぐるみを変身アイテムにした「おしゃべり変身モフルン」の好調はこうした取り組みの結果がでたからだと考えている」。

トイジャーナル2017.2 p9

また、番組演出面ではユーザーの意見を参考に、女児が怖がってしまう敵キャラクターのビジュアルを変更したり、戦闘シーンでは肉弾戦を抑えるなど、さらなる新規層の取り込みに向けた工夫がされているのも特徴といえる。
トイジャーナル2017.2 p9

「ユーザーの意見を参考に」敵キャラクターのビジュアルを変更したり、肉弾戦を抑える、という記載がありました。
「キラキラ☆プリキュアアラモード」の肉弾戦の封印は「ユーザーの意見」を参考にしているみたいですね。

 

今作はプリキュアブランドの完全復活に向けた大切な作品となる。
今回の年末商戦でも実感して頂いたと思うが、現在プリキュアは上昇トレンドにある。
この流れを新しいプリキュアにつなげていくために、バンダイとしても全力で取り組んでいく。(後略)」

トイジャーナル2017.2 p9

キラキラ☆プリキュアアラモードはプリキュアブランドの「完全復活」に向けた大切な作品になるそうです。(むしろ昨年、一昨年と完全には復活していなかった、という事なのでしょうね。)

現在「上昇トレンドにある」とバンダイが明言したプリキュア。

キラキラ☆プリキュアアラモードにかなりの期待がかかっている様です。

 

(おまけ)

(2015年から今までの流れをトイジャーナルの言及でピックアップすると)

2016年

「GO!プリンセスプリキュア」は夏以降右肩上がりで年末商戦では前年比124%(2月号)

「GO!プリンセスプリキュア」は夏休み商戦をきっかけに復調基調に転じ、年間を通した売り上げでは前作を上回る結果。(2月号)

「魔法つかいプリキュア!」復調を受け上昇基調に(3月号)

「魔法つかいプリキュア!」2,3月の売り上げは前年比で123%で推移(5月号

「魔法つかいプリキュア!」が2月の番組立ち上げ時から続く良い流れをそのまま継続し、ゴールデンウィーク商戦、昨対142%(6月号)

「魔法つかいプリキュア!」に関しては番組スタートからGW商戦までで前年比130%(7月号)

夏休み商戦は「魔法つかいプリキュア!」関連が昨対110%で推移(9月号)

夏休み商戦後、若干息切れ(10月号)

「プリキュア」は堅調な動き(11月号)

「プリキュア」や「ここたま」といったキャラクターの好調は夏休み商戦以降継続(12月号)

2017年

(New)

 年末向けのメインアイテムとして投入した「魔法のレインボーキャリッジ&プレシャスブレス」が期待値に届かなかったものの、「おしゃべり変身モフルン」や「リンクルスマホン」といったメイン商材が良い動きで、年末商戦は昨対122%。


こんな感じです。 

 

(おわり)