同人誌作りましたーー
「ゼロからわかるプリキュアの数字」
（表紙は科学雑誌ニュートンっぽく。背景写真は「ミルキーウェイ」です）
せっかくなので、その中から一部抜粋して紹介します。
(一部ブログ用に修正）
まずは
第3章「視聴率関連」より
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要はプリキュアって何人見ているの・・？
良く聞かれるのが「プリキュアって結局何人見ているの・・？」です。
しかし「世帯視聴率」からは「何人見ているのか・・？」は判りません。
ただ「個人視聴率」からは、実は何人見ているか？が判ります。
ビデオリサーチ社の発表している「視聴率ハンドブック(https://www.videor.co.jp/tvrating/pdf/handbook.pdf)」によると、
関東地区には18,567,000世帯、4歳以上人口は40,818,000人なので
(関東地区の）
世帯視聴率１％＝185,670世帯
個人視聴率１％＝408,180人
という事は出来ます。（と、ハンドブックにも書いてあります。）
プリキュアの場合で見ると、
2018年「HUGっと！プリキュア」は
世帯視聴率が年間平均で3.47％、
個人視聴率が2.15％
だったので、
HUGっと！プリキュアは、
関東地区（※）において１話あたりの平均で、
約64万4000世帯で、
約87万7500人
がリアルタイムで見ていた、という事になります。
（※）関東地区（茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県）
関東地区だけでプリキュア1回あたり、約88万人が見ているってスゴイですよね。
では、
KIDSやF1,M1層など「世代別」ではどれくらいの人がみているのでしょうか？？
それを見るには「関東地区の世代別の人口」を知る必要があります。
プリキュアシリーズの各個人視聴率はこんな感じです。
（↑この数字に世帯１％＝18567世帯、個人１％＝408180人を掛けてそれぞれのシリーズの視聴世帯数、個人数の算出は出来ません。年により、世帯数も個人数も変わってくるためです。）
プリキュアをどの世代が、何人見ている？？
かつて「日テレ・広告ガイド」っていう日本テレビ系列のWEBサイトでは、けっこう視聴率に詳しく触れられていていました。（今は変わっていますが一応URL:http://www.sales-ntv.com/）
その中で、関東の世帯数に触れられていて
“関東地区ではテレビを持ち、見ることが出来る４歳以上の住む１００人のエリアには、４５軒の家があり、そのうち１０軒は一人暮らし、あとの３５軒は家族で住んでいます。
（日テレ・広告ガイド（2017年）より“
とありました。
また、関東地区の世帯構成比などにもそのサイトで触れられていました。
視聴者って？ | テレビＣＭ検討編 | 日テレ 広告ガイド（2017年）記載のデータを著者が表にまとめたもの
何故か今は消えてしまいましたが、世帯の構成比が判る良いデータです。
これに先ほどのビデオリサーチ社から発表の「4歳以上人口は40,818,000人」をかけて計算すると、実はざっとの、
超アバウトな「(関東地区で）プリキュアを見ている人数」が判ります。
（計算方法）
「2018年HUGっと！プリキュア」は関東地区（※）において、1回あたりの平均で
KIDS（男女4～12歳）約26万人
TEEN（男女13～19歳）約1万7千人
M1（男性20～34歳）約5万5千人
M2（男性35～49歳）約11万5千人
M3（男性50歳～）約6万6千人
F1（女性20～34歳）約10万6千人
F2（女性35～49歳）約14万千人
F3（女性50歳～）約10万7千人
がリアルタイムで見ていた、という事が（アバウトですが）言えます。
（※）関東地区（茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県）
「成人男女別」でみると、
成人男性（20歳以上）は23万6千人、
成人女性（20歳以上）は35万3千人
と成人女性の方が成人男子よりも1.5倍も多く見ている事が判ります。
「プリキュアを見ている人が少ない世代」といわれているTEEN（男女13～19）でも関東地区だけで1万7千人もの人が見ています。
若者、けっこうプリキュア見ています。
また、
KIDS（男女4～12歳）は26万人ですが、
「成人の男女」は約59万人が見ている、
という事にもなります。
実は「プリキュアというコンテンツは子供よりも大人の視聴の方が2倍近く多い」という事が言えます。
（もちろん、これは子供1に対し保護者2人が一緒に観ているケースなども多いためだと思われます。だからこそ、プリキュアというアニメーションはけっこう「保護者」に向けたメッセージを発する事も多いですし、パンチラなどの「保護者」が眉を顰める様な表現方法をしない、などが根底にあるのです。だって子供の2倍の大人が見てるのですからね。）
あくまで、超アバウトな数字ですが、こんな感じになります。
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(ブログ追記）
「もしも、関東地区でプリキュアを見ている人が100人の村だったら」
もしも、関東地区でプリキュアを見ている人が100人の村だったら、
１：30人の4～12歳の子供がプリキュアをリアルタイムで見ています。
２：プリキュアを日曜日の朝に見ている100人のうち、68人は「20歳上の成人」です。
２：27人の「成人男性」が、41人の「成人女性」がプリキュアをリアルタイムで見ています。
３：2人の13～19歳の若者がプリキュアをリアルタイムで見ています。
・・みたいな事も言えますね。
（ブログ追記終わり）
みたいな、プリキュアの数字に関する本
「ゼロからわかるプリキュアの数字」
・売り上げ数字は人気の指標ではない
・ふるたんも視聴率に貢献。
・決算数値の読み方。
・視聴率には誤差があるのに、役立つ理由
・プリキュアが終わる時には、予兆がある・？
・・・等がわかる、プリキュアの数字のほんです。
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