最近こんな匿名記事を読みました。
オタクブーム以降の萌えキャラが気持ち悪い、昔のキャラはもっと魅力があった、という内容の記事ですが、ここで定義されている「オタクブーム」がいつを指し、具体的にどのキャラを指すのかわからないので何とも言えないのですよね。
で、こういうの見ると、いつどんなキャラがいたのかをビジュアル化したくなる性分なので、アニメにおける「女性キャラ」の変遷についてまとめておきました。
今回は
1:徳間書店アニメージュ誌上で毎年行われている「アニメグランプリ*1」
2:角川書店ニュータイプの「ニュータイプアニメアワード*2」
これら2つ人気投票の「女性キャラクターの1~5位」をまとめました。
(アニメディア様のものは今回は割愛しました)
これらが、ある意味で「その年を代表する女性アニメキャラクター」です。
この変遷を追えば何かわかるかもしれません。
(人気投票に関しては、組織票の問題や読者層の変化など色々と問題もありそうな感じですが、信頼する前提とします。)
まとめ
アニメージュアニメグランプリ
データ:アニメグランプリ - Wikipedia
ニュータイプアニメアワード
データ:ニュータイプアニメアワード | WebNewtype
(表を作ることが目的だったので、以後蛇足です)
余談
個々、思うことを思えば良いと思いますし、分析などは恐れ多くてできませんが、
この2つの表を見た個人的な感覚としては、
アニメージュ様のアニメグランプリの方は、
2010年を過ぎたあたりから、「人気女性キャラクター」がちょっと自分の感覚とは食い違いを見せてきている様に感じました。
何と言いますか、最近のアニメージュ様のランキングは男のリビドーを感じない、というか女性のイデアを感じる、というか・・
(しかし、こういうので「自分の感覚」と「現実の結果」が食い違いをみせた場合、まずは自分の感覚が古くなっている事を疑うべきだと思うので、きっと自分の感覚が古くなってきているのでしょう。)
一方、ニュータイプアニメアワードの方が男性の投票が多い感じ、要は男性のリビドーを感じます。個人的にはこちらの方が、男性視点から見た「人気女性キャラクター」に近い感じがします。
多分、この2つをきっちりと分析すれば「人気キャラの動向」だけではなく、その背景にある「キャラクタの特徴付けの多様化」や、オタクと呼ばれている人の「男女比の変遷」や「女性の社会進出」、さらには「オタクの定義」自体の現状などもわかるのでしょう。
それはいつの日か誰かがやってくれると思います(他力本願)。
あ、ここプリキュアのブログなので一応プリキュアに触れると、
プリキュア関連は、アニメージュ様の年間ランキングではトップ5に入ったことはありません。
しかし月間のランキングでは、かつてキュアダイヤモンドが月間1位を取ったりと、毎月なんらかのキャラがランクインしています。
これもある意味、女性層にもプリキュアが受け入れられている証拠なのでしょうか。
なにはともあれ、こういった変遷をみてみて色々と妄想するのも面白いです。
(おわり)