プリキュアの数字ブログ

プリキュアの数字に関するブログです。数字以外の事も半分くらい。数字に公平であるため広告、アフィリエイトは導入していません。価格.comのプリキュアおもちゃ特集ページ書きました。

「スター☆トゥインクルプリキュア」の残した数字

2019年「スター☆トゥインクルプリキュア」の残した数字です。
出てくる数字がだいたい出揃ったのでまとめました。

 (例年通りですが、「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」は少し考察を加えています。)

まとめ数字

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※バンダイこどもアンケートは2019年からは実施されていません。

(注意事項)

毎年書いていますが、数字は「面白さ」の指標ではありません。

数字を把握する、という事は自分の大好きなプリキュアが「現状、どんな立ち位置なのか」等を把握するためのものです。
野球でいえば「3割バッターが凄い」というのは年間を通して3割ヒットを打つことが難しい事を統計上、みんな知っているからです。
数字を知らないと、3割バッターを「7割も凡退するとはなんてダメな打者だ!」って見当違いな事を行ってしまう可能性もあります。だからこそ数字の意味をきちんと把握しておくことは重要なのです。

決して「面白さ」や「勝ち」「負け」の指標ではありません。

ここからは各種数値です。

出てくる数字は個人的に収集しまとめているものです。数字に偽りはございませんが、表グラフは個人作成のもので公式なものではありません。ご了承ください。
(数値のミス等あればご指摘いただければ幸いです。)

 

こどもに関する数字

1.バンダイトイホビー売り上げ

バンダイナムコのトイホビー売り上げに関しては(IRライブラリ | IR・投資家情報 | 株式会社バンダイナムコホールディングス)を参照しています。

プリキュアのトイホビー売上のデータです。
(トイホビー売り上げには、おもちゃの他、アパレル、文具、生活用品、ガチャポンなども含まれます)よく「おもちゃの売り上げ」と勘違いする人がいます。

作品別(1~12月)

作品別はプリキュアの放送期間に合わせて1~12月で再集計したものです。
(企業が出す公式なカウント方法ではありません)

作品別(1~12月)
17+18+15+10=*60億 ふたりはプリキュアSplashStar
17+17+34+28=*96億 Yes!プリキュア5
26+28+27+20=101億 Yes!プリキュア5GoGo!
30+23+34+28=115億 フレッシュプリキュア!
34+32+36+28=130億 ハートキャッチプリキュア!
29+26+26+22=103億 スイートプリキュア♪
33+28+29+18=108億 スマイルプリキュア!
31+24+25+16=*96億 ドキドキプリキュア!
33+19+17+*9=*78億 ハピネスチャージプリキュア!
20+16+18+10=*64億 Go!プリンセスプリキュア 
22+16+20+13=71億  魔法つかいプリキュア!
26+18+20+16=80億  キラキラ☆プリキュアアラモード
27+25+26 +20=98億  HUGっと!プリキュア
30+23+22 +13=88億  スター☆トゥインクルプリキュア

(トイホビー売り上げは、玩具の他、アパレル、食玩、文具、生活用品等を含みます)

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「スター☆トゥインクルプリキュア」の作品別(1~12月集計)のトイホビー売り上げは88億。
前作「HUGっと!プリキュア」よりは10億落としましたが、昨年のHUGっと!はプリキュア15周年記念で盛りあがり商品展開も数多くあったので、一概に比較はできません。

(HUGっと!を除けば)ここ6年では最も高い売り上げであり、
スター☆トゥインクルプリキュアは玩具や関連商品がここ数年ではよく売れたシリーズだった、といえるのではないでしょうか。
ただ、3Q(10~12月)が13億と昨年の20億から65%と若干落ち込み率が高いのが気になる所ではあります。

2.東映アニメーション国内版権売り上げ

(国内版権)

作品別(1~12月)

作品別は、上記年度年度別数値をプリキュアの放送期間に合わせて
1~12月で再集計したものです。
(企業が出す公式なカウント方法ではありません)

初代:7.55億(1.66+1.34+2.27+2.28)
MH:12.33億(3.86+3.33+3.15+1.99)
SS:7.34億(3.06+1.66+1.25+1.37)
Y5:8.97億(1.89+2.05+2.48+2.55)
5G:10.03億(3.43+2.16+2.04+2.40)
フレ:11.01億(3.04+2.48+2.65+2.84)
ハト:12.68億(3.98+3.18+2.68+2.84)
スイ:11.09億(3.82+2.07+2.18+3.02)
スマ:10.58億(3.19+2.40+2.53+2.46)
ドキ:*9.91億(3.22+1.92+2.17+2.60)
ハピ:*8.52億(3.08+1.79+1.69+1.96)
Gプ:*6.31億(2.15+1.24+1.29+1.63)
魔法:*6.35億(1.78+1.25+1.56+1.76)
アラ:*7.12億(1.86+1.51+1.89+1.86)  
ハグ:*8
.79億(2.09+2.09+2.17+2.44) 
スタ:*8.50億(2.37+1.94+1.83+2.36) 

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最新IR資料一式|IR資料|IR情報|東映アニメーション株式会社を元に作成

こちらも、東映アニメ決算に合わせた数値(4月~翌3月)の計ではなく、プリキュア放送月の1~12月に合わせて集計しています。

「スター☆トゥインクルプリキュア」の東映アニメーションの国内版権売り上げは8.50憶円(1~12月集計)。

これもまた、昨年「HUGっと!」と比較してしまうと落ちているのですが、それでも昨対96.7%はほぼ落ちていないとも言えます。
HUGを除けばここ5年間でも最も良い数字となっていますし、国内版権はバンダイトイホビーほどは落ちていません。

3.映画興行収入

2019年秋映画「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」の興行収入です。

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映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」の興行収入は
6.7憶円*1でした。

昨年「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュアオールスターズメモリーズ」の11.5億円と比較すると、昨対58%と大幅なダウンとなりました。

ただ、こちらも昨年「映画HUGっと!~」は15周年でオールスターズ大集合のお祭り映画だった事より、比較対象として適切ではないものと思われます。

しかし、一昨年の秋映画「映画キラキラ☆プリキュアアラモード」が8.0億だった事を考えると、この6.7憶という数字はやはりやや良くない数字であるものと思われます。
(数字の絶対値よりも、ここ5年間ずっと順調に上がってきた数字がここにいて減退してしまった事の方が大きいかもです)

もちろん「興行収入」と「面白さ」は全く比例しないので、数字で全てを語る事は危険なのですが、なぜスタプリ映画の興行収入が落ちてしまったのかを少し考えてみました。

(注意)

※後からならば何とでも言えますし「後出し孔明」なので話半分で聞いてください

 

(外部要因)

10月よりの消費税増税による消費の冷え込みが映画にも影響を与えた事なども考えられますが、
2019年の映画産業自体は、入場料金の値上げ等にも関わらず好調だった様なのでそこに理由を見出すのは難しいかもしれません。

2019年の映画の売り上げを表す国内の興行収入(興収)が、過去最高の2611億8000万円(前年比117・4%)になったと発表した。19年6月には多くの映画館が入場料金やサービス料金を100円値上げしたにもかかわらず、入場者数も1億9491万人に上り、1971年以来48年ぶりに1億9000万人を超えた。

アニメ好調、映画興行収入過去最高2611億円 入場者数は48年ぶり1.9億人超す - 毎日新聞 

また、興行収入に大きな影響を及ぼすであろうプリキュアのライバル作品としては、「アナと雪の女王2」の公開は11月22日、結果的にダークホースとなった「映画すみっコぐらし」は11月8日公開、とライバル映画は軒並み11月公開だったために、こちらもスタプリ映画の興行収入に大きな影響はないものと思われます。(映画は初動が肝心なのです(後述))

今回に関しては「大きな外的な要因」が無い様に感じます。(他にあったかな?天気の子?)

内的な要因はどうでしょうか?

ちょっと思い出すと、

今回の映画の製作に関してWEBインタビューで下記の様に触れられています。

みんなで最初に共有したのは、「老若男女がちゃんと楽しめる映画にしよう」でしたね。

『映画スタプリ 星のうたに想いをこめて』田中裕太監督インタビュー | アニメイトタイムズ

 

映画の着地点を探る手がかりとして、まず近年のプリキュア映画のアンケート結果を検証したんです。

その中で、「保護者たちはプリキュア映画の内容に対して興味が薄いのではないか」というデータが出てきました。そこで、子どもたちが見て楽しいのは大前提として、まずは一本の映画として完成度を高めようと。

決して大人向けということではありませんが、子どもの付き添いで見てくれたお父さんやお母さんたちも思わず一緒にのめり込んで、親子で何かしらの「気持ち」を持って帰ってもらえる映画を目指そう、ということになったんです。

『映画スタプリ 星のうたに想いをこめて』田中裕太監督インタビュー | アニメイトタイムズ

 

 製作者のインタビューで「子供と一緒に観に来る保護者はプリキュア映画の内容に興味が薄いので、その層にも向けて”一本の映画としての完成度を高める”事を1つの目的としていた」事が語られています。

事実、本映画はそのプロモーションにも例年と異なる手法が取られました。

2019年5月に、最初に出てきたプロモーションはかなり大人を意識したものでした。

プリキュア映画初のイメージビジュアル、2人のプリキュアが夜空を見上げる「地球 ver.」

(画像引用)https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1906/02/news018.html

イラストレーターいなとめまきこさんが描く淡い水彩画で描かれたイメージビジュアルには「わたしたちはみんな、旅のとちゅう」「うたをうたおう。道しるべになるように」といったキャッチフレーズが書かれ、今までのプリキュア映画とは違う事を予感させるイメージを出してきました。

また、東映から最初に出たプレスリリース資料には「感涙の予感」「プリキュア史上、最高に切なく温かい物語」「子どもに見せたくなる~」「幅広い世代からの反響間違いなし!」といった言葉が並んでいました。

(記事より抜粋)

・感涙の予感で満ち溢れたイメージビジュアル到着!

・「<絆>をテーマに「プリキュア」史上、最高に切なく温かい物語が描かれます。」

・「”保護者の方が、子どもに見せたくなる”」

・「子ども、お母さん、お父さんのみならず、幅広い世代からの反響を集めること間違いなし!」

劇場版最新作『映画スター☆トゥインクルプリキュア』10月19日(土)公開! イメージビジュアルも到着! | 東映[映画]

 

 事実出来上がった「映画スター☆トゥインクルプリキュア」はプリキュア映画として、アクションだけではなく紡がれる物語の構成やそのストーリーなど一本のSF映画としても、何よりも単独の映画として本当に素晴らしい映画でした。(個人的には2019年に観た映画No1です)
感想記事→

prehyou2015.hatenablog.com

 

自分の周りの大人の評価も、ほぼ全員が良い評価で「プリキュア映画で一番好き」という人もかなりの数が確認できました(むしろ悪い評価を全く聞かないレベル)。本当に素晴らしい映画だったのです。

ただ、子供がメインターゲットである「プリキュア映画」として

「子供向け」に特化するのではなく逆に「1本の映画としての完成度を高める」事、「親御さんにも響く映画にする」といった方向で作られた事が、子供向け映画としてのプリキュア映画にとってややマイナスに働いてしまった部分があったのかもしれません。

メインターゲットである未就学児は「感動する」をプロモーションで前面に押し出されても、魅力を感じない事もあり、初期のイメージビジュアルでその方向性が出てしまったために、親にもそのイメージが付き子供たちが映画館に足を運ばなくなってしまった可能性もあります。

逆に子供向けに特化しとにかく濃密に「楽しさ」をぎゅうぎゅうに詰めこみ、それがイメージビジュアルにも現れていた「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリっと!思い出のミルフィーユ」の興行収入が8.0億だった事を思うと、やはり低年齢向け子供向け映画は「明るく、楽しく」の方が良い結果が出やすいのかもしれません。要はスタプリ映画は「大人を意識し過ぎた」のかもしれませんね。ただそれは新しい事にチャレンジした結果なのです(推測ですけどね)

 もちろん「映画スター☆トゥインクルプリキュア」もたくさんの子供たちが見てくれましたし、実際に映画館での子供たちは本当に楽しそうでした。見てもらえば子供たちにも伝わるのです。ただ多くの子供たちに「実際に観てもらう」まで行かなかったのは感動を押し出した当初のプロモーションの方法に大きな影響があったのではないかと、個人的には思います。(何度も言いますが個人的見解ですし、後からなら何だって言える)

 

初動2日間のデータ

10月19日、20日の初動2日間の成績は動員14万1000人、興行収入は1億6000万円となりました。
これも前作の秋映画「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」と比較して、動員比45.5%、興収比も45.3%と半数以下に落とす事となりましたが、前作は15周年+オールスターズ大集合の記念碑的な作品であるため一概に比較する事はできません。
映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位、ぴあ初日満足度ランキングでは2位(スコア92.5)を記録しています。

「初動2日間の興行収入」と「最終の興行収入」には正の相関(相関係数=0.97)があります。 

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つまり初動2日間の興行収入がわかれば、ある程度の最終の興行収入が判ります。スタプリ映画も「口コミによる大幅増」なども期待したのですが「初動からの予測数値の範囲」に入りました。(口コミなどによる大幅な増益等は無かった、という事ですね)。

 

4.バンダイこどもアンケートの結果

 2019年から「バンダイこどもアンケート」の「お子様の好きなキャラクター」は実施されなくなりました。

5.視聴率関連

視聴率データはビデオリサーチ社の発表のもの、および国立国会図書館HP(テレビ視聴率(特定の番組) | 調べ方案内 | 国立国会図書館)の方法、ネット上の情報等を参照しました。

世帯視聴率

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 「スター☆トゥインクルプリキュア」の
世帯視聴率は3.5%
昨年「HUGっと!プリキュア」の年間平均と同じ数値になりました。
2019年より「Tver」での見逃し配信が始まりましたが、世帯視聴率にはほぼ影響しなかった様です。


世帯視聴率はあくまで(関東地区で)「何世帯見ていたか?」であり、「何人見ていたか?」では無いので、例えば一人暮らしの大人の世帯が増えれば相対的に幼児向け番組の視聴率は下がっていきます。また老人の数が増えていけば相対的に子供向け番組の世帯視聴率は下がっていきます。

自分も数字集めておいていうのも何ですが、
「世帯視聴率」はプリキュアの人気動向を計るのには、既に時代に適さないものとなっていると思っています。

 
(※KIDS視聴率、F1等個人視聴率は諸事情によりデータありません)

6.おもちゃ売り上げランキング

おもちゃ売り上げランキングは、東京玩具人形協同組合 トイジャーナル編集局が運営するサイト「おもちゃ情報.net」中のランキングデータです。(販売金額のランキングになります。)

年間ランキング男女別

男女別の年間ランキングの推移です。

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「スター☆トゥインクルプリキュア」は、女の子向け年間ランキングにおいて、2つのアイテムがトップ10にランクインしました。

「スターカラーペンダントDX」「トゥインクルブック」が年間を通して売れていた様です。
ただ玩具関連はタカラトミーの「L.O.L」や2019年の特徴として「ファントミラージュ」の玩具が5位に入る等、一時期のプリキュア「1強」ではなくなっていますよね。

(特にプリキュアとほぼ同コンセプトの「ファントミラージュ」の玩具が5位にがランクインしてきた事は大きな事件です)

過去、女の子向けでのトップ10中のプリキュア玩具のランクイン数は以下になります。

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一時期は女の子むけおもちゃの年間の売り上げトップ10中、半数以上がプリキュア玩具だったのが、ここ5年くらいは2~3アイテムランクインする程度になっています。

スター☆トゥインクルプリキュアでは、毎年春に発売される「お世話系妖精おもちゃ」が番組スタートと同時に発売されなかった事が大きく、年間ランキングも2アイテムのみとなりました。(妖精フワの玩具は春先はぬいぐるみだけで、お世話系おもちゃはユニコーン形態になった秋口に発売されたために、年間を通した売り上げ貢献が出来なかった様です) 

おとな指数

7.ツイッター実況数

プリキュアのツイッターによる実況数の推移です。
データ:https://ckworks.jp/animeradar/

全話平均を出しました。

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「スター☆トゥインクルプリキュア」の実況ツイート数は1年平均値で
参加人数:2371人(昨対80.2%)
ツイート平均:15319(昨対72.1%)
となっています。

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 実況の参加人数で見ると昨年「HUGっと!」より参加人数は少なくなったのですが、昨年は15周年やオールスターズの登場、キュアアンフィニ等社会的な話題も数多く、世間的に注目され必然的にツイッターの実況参加人数も多かったため、一概に比較はできません。

 昨年を除外すると、スタプリの実況参加人数は「魔法つかい」「アラモード」よりも若干増加しており(誤差を考えるとほぼ同じ程度とみて良いかもです)、スタプリの安定した「大人の人気」のほどが伺えます。
 ただ実況参加人数は増えたものの「1話あたりのつぶやき総数」としては過去4作品で最も少なくなっているのも事実ですね。
「実況に参加する人数は増えているものの、つぶやき数は減っている」という現象がおきています。

 

(ツイッターつぶやき数の最新3作品の推移)

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(ツイッター実況参加人数の最新3作品の推移)

 ツイッター実況に関しては別記事で書いたのでそこを参照してください。

↓スタプリ実況は後半も勢いが落ちなかった事などが書いてあります。

prehyou2015.hatenablog.com

 
実況参加人数の残存率

「開始最初5話」のツイッター実況の参加人数の平均値と、「最終5話の平均値」から、
「1年で、どれくらい実況参加人数が増減していたか?」を調べました。
(実況数ではなく、参加人数です。)

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スター☆トゥインクルプリキュアの残存率は75.8%。
開始から約76%の人が最後まで見ている、とみなす事が出来るものと思われます。
(当然途中離脱や途中参加など人の移り変わりはもっと複雑ですが、あくまで1つの目安として)

 これは昨年HUGっと!プリキュアの85.3%よりは落ちますが(というかHUGが異常な数値です)、「魔法つかい」が72.4%、アラモードが70.8%だった事を想うと、スタプリの75.8%は最後まで見てくれた大人が比較的多いシリーズだったといえるものと思われます。
(擁護しておくと魔法やアラモードを決して悪い数字ではありません)

8.Googleトレンドの傾向

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Googleトレンドの傾向です。(検索ワード「プリキュア」、2012年2月~2020年1月)
昨年に比べてやや落ちましたが(それは仕方がない)、2016年「魔法つかいプリキュア」等と同じレベルの検索数があり、「プリキュア」という単語は「安定して検索されている」傾向にあるものと思われます。
(googleトレンドの傾向はさすがに誰にも操作不可能だと思います。)

9.HUGっと!各話の予告再生数

「スター☆トゥインクルプリキュア」のYouTubeの予告の再生数です。
どの話がネット上で関心が高かったか、の指標になるかな??

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 (例;2話「宇宙からのオトモダチ☆キュアミルキー」の予告動画の再生数は216,644)

 

トップ5は以下の様になっていました。

 

1位 5 ヒミツの変身☆お嬢さまはキュアセレーネ! 278594
2位 20 銀河に光る☆キュアコスモ誕生! 265418
3位 2 宇宙からのオトモダチ☆キュアミルキー誕生! 216664
4位 21 虹色のスペクトル☆キュアコスモの力! 206904
5位 4 チャオ!きらめく笑顔☆キュアソレイユ誕生! 198911
6位 3 プリキュア解散!?スタープリンセスの力を探せ☆ 193204
7位 29 ただいまルン☆惑星サマーンのユウウツ 188635
8位 15 お宝争奪!宇宙怪盗参上☆ 147040
9位 23 フワがいっぱい!?フワ☆パニック! 131596
10位 32 重なる想い☆新たなイマジネーションの力 126085

1位は「キュセレーネ初変身回」、
2位は「キュアコスモ初変身回」
3位は「キュアミルキー初変身回」

と、やはりプリキュア初変身回の予告動画は再生数が上がる傾向にありました。


(まとめ)

スター☆トゥインクルプリキュアは、宇宙をテーマに1年間走り続けた作品でした。内容的にも、個々人の尊重、イマジネーションの力などがきっちりと描かれ本当に素晴らしい作品でした。


数字的にも「堅調に推移」でした。昨年「HUGっと!」よりはやや落ちましたが、これはある意味仕方がないですよね。
ただ、秋映画「ほしのうたに想いをこめて」だけはもうすこし伸びてほしかったな、と個人的には思います。本当に良い映画なのですけどね。



 

過去の「残した数字」

ハピプリの残した数字:過去のプリキュア 話の流れ一覧表と視聴率等まとめ:So-netブログ

「Go! プリンセスプリキュア」の残した数字 - プリキュアの数字ブログ

まほプリの残した数字。 - プリキュアの数字ブログ

キラキラ☆プリキュアアラモードの残した数字 - プリキュアの数字ブログ

「HUGっと!プリキュア」の残した数字 - プリキュアの数字ブログ

*1:キネマ旬報 2020年3月下旬映画業界決算特別号より