2016年
バンダイナムコの平成29年3月期 第1四半期決算短信が発表されました。
これは2016年4,5,6月の数字ですね。
プリキュアのトイホビー売り上げは16億円でした。
http://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/file/view/5449?entry_id=4960
数字的にはこうなります。
トイ部門・売上
年度別(4月~翌3月)
2004年度:101億
2005年度:123億( 72 +34+17)
2006年度:*60億(18+15+10+17)
2007年度:105億(17+34+28+26)
2008年度:105億(28+27+20+30)
2009年度:119億(23+34+28+34)
2010年度:125億(32+36+28+29)
2011年度:107億(26+26+22+33)
2012年度:106億(28+29+18+31)
2013年度:*98億(24+25+16+33)
2014年度:*65億(19+17+*9+20)
2015年度:*66億(16+18+10+22 )
2016年度:****億(16 )
作品別(1~12月)
17+18+15+10=*60億 ふたりはプリキュアSplashStar
17+17+34+28=*96億 Yes!プリキュア5
26+28+27+20=101億 Yes!プリキュア5GoGo!
30+23+34+28=115億 フレッシュプリキュア!
34+32+36+28=130億 ハートキャッチプリキュア!
29+26+26+22=103億 スイートプリキュア!
33+28+29+18=108億 スマイルプリキュア
31+24+25+16=*96億 ドキドキプリキュア
33+19+17+*9=*78億 ハピネスチャージプリキュア
20+16+18+10=*64億 Go!プリンセスプリキュア
22+16 魔法つかいプリキュア
(この作品別ってのはプリキュアの放送期間に合わせて1~12月で再集計したものです。従い公式なものではありません)
(トイホビー売り上げは、玩具の他、アパレル、食玩、文具、生活用品等を含みます)
(グラフ)
(年度別トイホビー(4月~翌3月)売上)
企業の決算に基づいた集計です。
(作品別 トイホビー(1~12月)売上げ)
作品の放送期間に合わせて1~12月で集計したものです。
思うこと
2016年4~6月のプリキュアのトイホビー売り上げは16億円でした。
これは、昨年の同期(4~6月)と、全く同じ数字ですね。
業界紙トイジャーナルなどで、「玩具の売り上げ」がゴールデンウィークまでに昨年の130%と好調である旨アナウンスされていましたが、
プリキュアはGWまでに昨対130%。トイジャーナル2016年7月号より - プリキュアの数字ブログ
玩具の他、アパレル、文具、生活用品、ガチャポンなどを含むトイホビー売り上げとしては昨年と同様の数値になりました。
これは、要は昨年「Go!プリンセスプリキュア」の傾向と同じで、
「玩具は売れているが」
「それ以外のアパレル、文具、生活用品など」が落ち込んでいる。
ことに他ならないと思います。
アパレル食玩ガチャポンなどの動向をみていると、
「売れていない」以前に「そもそも関連商品が作られていない」傾向があるように思われます。
一度売場を失うと、なかなか取り戻すのが難しいのでしょうか。
メインの玩具が回復してくれば、関連商品の販売数および売り上げも回復していくものと思われます。
しかし、関連商品は「視聴率」に売り上げが影響される部分があるかと思われますが、「魔法つかいプリキュア!」は視聴率が全く良くない傾向にあるのが、ちょっと懸念事項ではあると思います。
各シリーズ1Q(4~6月)の推移だけでみると、
2012年より28億→24億→19億→16億→16億
とようやく下げ止まりました。
これは良い傾向ですよね。
通期計画に変更はなく、75億。
この数字を達成できるかどうかは
追加戦士キュアフェリーチェ関連玩具や、
秋に出る「箱もの」玩具も大事ですけど、
いかに、食品売り場や文具売り場、服飾売場にプリキュア関連商品が目に付くようになるか、ではないかと思います。
(おわり)