プリキュアの数字ブログ

プリキュアの数字に関するブログです。数字以外の事も半分くらい。数字に公平であるため広告、アフィリエイトは導入していません。価格.comのプリキュアおもちゃ特集ページ書きました。

女児のプリキュア支持率、3~5歳は好調、6~8歳は低下。バンダイこどもアンケート2017より。

バンダイ「こどもアンケート」ってのがあります。
http://www.bandai.co.jp/kodomo/

その中で「お子様の好きなキャラクターに関する意識調査」を毎年4月5月に行っています。(発表は6月)

2017年の結果がサイトで発表されたのでプリキュア関連をまとめておきます。
http://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question236.pdf


プリキュアは2004年から全てのデータはあるのですが、
2013年以降で調査方法が変更されているので、ここでは2013年以降のデータを扱います。

結果

2016年と2017年の比較です。

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調査概要

■調査概要
【 調査目的 】 子どもの好きなキャラクターに関する意識・実態を探る
【 調査地域 】 全国
【対象者条件】 0~12 歳の子どもを持つ親 ※子どもと一緒に回答できる方
【 調査手法 】 インターネット調査(協力:株式会社クロス・マーケティング)
【 実査期間 】 2017 年 5 月 12 日(金)~5 月 14 日(日)
【サンプル数】 800 人
【 構成 】
(全体) 0-2歳 3-5歳 6-8歳 9-12歳
  男子 100人 100人 100人 100人
  女子 100人 100人 100人 100人

引用(http://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question236.pdf

2013年以降のプリキュアの支持率

(カッコ内はその年に放送されていたプリキュア)

総合(0~12歳女子)

2013(ドキドキ )21.3%(1位)
2014(ハピネス )12.3%(3位)
2015(プリンセス)  7.8%(4位)
2016(魔法つかい)  8.8%(2位)
2017(アラモード)  9.0%(2位)

3~5歳女子

2013(ドキドキ )51.0%(1位)
2014(ハピネス )31.0%(1位)
2015(プリンセス)26.0%(1位)
2016(魔法つかい)19.0%(1位)
2017(アラモード)24.0%(1位)

6~8歳女子

2013(ドキドキ )29.0%(1位)
2014(ハピネス )17.0%(2位)
2015(プリンセス)??.?%(3位以下)
2016(魔法つかい)13.0%(1位)
2017(アラモード)??.?%(3位以下)

 
2013年以降のまとめです。
(クリックで拡大)

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 グラフにするとこうなります。

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思うこと

プリキュアは安定した人気

総合(0~12歳)の支持率では、昨年とほぼ同様の数字(9.0%)になっています。

ここ3年の0~12歳女子のプリキュア支持率は7.8%→8.8%→9.0% とほぼ同じような推移となっています。

これは「プリキュア」というコンテンツが安定してきている証拠だと思われます。

ただ2013年には21.3%あった支持率が、わずか4年で9.0%と半分以下に落ちているのはちょっと寂しいですよね。

2013~2016年は「アイカツ!」や「妖怪ウォッチ」といった強力なコンテンツが女児向けにも席巻していたのですが、それらも一息つき、今年2017年はどうなるのかと注目していましたが、思っていたほどプリキュアの支持が回復していかなかったのが現状でしょうか。
ここ2年は「ディズニープリンセス」「アナと雪の女王」といったディズニー関連が上位に出てきています。
アパレル、文具などもこのディズニー勢にかなり押されている感じもあります。
ディズニーが女児向けに本格参入してきている今、「プリキュア」という日本産コンテンツがどう女児に訴求していくコンテンツを作っていくのか注目です。

 

 3~5歳の支持率は上昇

3~5歳女児のプリキュア支持率は、昨年2016年の19%から24%へ上昇。

現在放送中のキラキラ☆プリキュアアラモードの支持の高さが伺えます。
「キラキラ☆プリキュアアラモード」は、昨年「魔法つかいプリキュア!」よりも、
比較的低年齢向けに作られている作風だと思われるので、狙っていた層にバッチリ訴求出来ている感じだと思われます。
また、
3~5歳女児の支持率は2005年以降、12年間ずっと1位をキープしています。

そういった意味でも、プリキュアは女児向けアニメNo1だと言えるのではないでしょうか。

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3~5歳女子は、まさにプリキュアのメインターゲット。
この層で13年連続1位の支持率を取れているのは、さすがにプリキュアの強さを感じます。

6~8歳の支持率が低下

一方、6~8歳女児のプリキュア支持率は昨年1位(13.0%)から、今年は4位以下(7.9%以下)になってしまいました。

6~8歳というプリキュア視聴年齢のちょっと上の層には「キラキラ☆プリキュアアラモード」はあまり響いていない感じでしょうか。

6~8歳女子のプリキュア支持率は2013年には29%もありました。
それが2017年は7.9%以下となっていて、プリキュアは小学生低学年時には卒業していくコンテンツである事が加速している感じを受けます。

また2017年「キラキラ☆プリキュアアラモード」のちょっと幼さを感じる絵柄も小学生低学年世代の「プリキュアの卒業」を速める要因になっている感じもします。

何はともあれ、この層はある程度プリキュアを卒業してしまうのは仕方ないとはいえ、もう少し長い期間プリキュアに子供を留めておく施策をとれないものでしょうか。

まとめ


2017年のバンダイこどもアンケートの結果より、
2017年プリキュアの支持率は

1.0~12歳女子では、昨年同様の支持率。
2.3~5歳女子の支持率は昨年よりも上昇。
2.3~5歳女子の支持は13年連続1位。不動の王者プリキュアが健在
3.6~8歳女子の支持率は昨年より落ちる。

 

プリキュアのメインターゲットは3~5歳女子です。
キラキラ☆プリキュアアラモードが、
この3~5歳の層にきちんと支持されている作品である事が数字として見えてきました。

 

「メインターゲットの女児は、今年もきちんとプリキュアを見ている。」
その結果に安心しました。

(おわり)