ここ「プリキュアの数字ブログ」ではいわゆるプリキュアの感想記事を書いていません。
自分はどうしても、この「感想」記事が苦手で書けないのですよね・・。
ですので、感想記事を書ける人を尊敬していますし、
他の方の書いたプリキュアの感想記事が大好きなのです。
日曜日には、いろんな感想ブログを見て回り、楽しんでいます。
その中でもいつも楽しみに更新を待っているプリキュアの感想系ブログに
「ていおブログ」があります。
今や、プロの漫画家さんである「ていお亭ていお」さんが毎週プリキュアの感想記事をあげられています。
(最近はプリキュアだけではなく、プリパラやアイカツスターズの感想もあります)
このブログのすごい所
このブログの何がすごいって。
ある意味(冷静をよそおいつつも)感情をむき出しにして書いているのがみてとれます。
もう、「熱量」がものすごいブログなのです。
このブログの感想文のガイドラインをちょっと長いけど引用。
アニメだけじゃない。スポーツだろうが音楽だろうが文学だろうが、
人が魂と情熱をこめた仕事は万人の心を捉えるのだ。
ワシがプリキュアという作品を好きになったのは、
「子供が喜ぶ為に、何かを伝える為に一生懸命」な魂が
キャラクターや画面を介して感じられたからだ!
好きになったからこそ本気になる。
本気だから本音で語る!
大体貴様ら、どういう道理でこのブログにたどり着いた!?
「プリキュアの感想を読みたいから」だろう?
「子供番組だからこんなもんじゃねえの?」なんて
ナメ腐った感想文など読んで納得すんのか?
あるいは提灯記事でもないのに
どんな内容も肯定的に解釈しようとするカルトの妄言
みたいな薄気味悪い文章が読みたいか?
本音で語らない「感想」なんぞ求めて
来た訳じゃないだろう!
作品を本気で見て、本気で語るからこそ「感想文」には意味があるんだ!
熱いです。
個人的には「魔法つかいプリキュア!」にはちょっと厳しすぎるのではないか、とも思いますが、それはまあ、置いておいて。
とにかく、「熱量」の高さはプリキュアブログの中でもトップクラスだと思います。
特に「Go!プリンセスプリキュア」最終回の感想記事は名文だと思います。
(思い入れのあまりか、最終回の感想文は本文だけで14000文字もありますので、覚悟して読んでくださいね)
しかし、その「熱量」の高さが災いして
発火性が強く、たびたびブログが燃えているのを見かけます。
それは、ブログのコメント欄を見るとわかります。
コメント欄が盛り上がる
このブログの特徴の1つは読者の「コメント欄」がものすごく盛り上がる所です。
公開後、1日も経てば20~30のコメント、多いときは50を超えるコメントが書き込まれます。
ちょっと「魔法つかいプリキュア」の感想記事についたコメント数を見てみたら、
1話: 23コメント
2話 :55コメント
3話 :38コメント
4話 :43コメント
5話 :30コメント
~
16話: 35コメント
17話 :52コメント
18話 :20コメント
19話 :35コメント
20話 :30コメント
21話 :36コメント
・・もうね。
プロ野球を見に来たら、観客席で場外乱闘が起きているのを目撃する感じです。
しかも、毎試合ですよ。
そのコメント欄も、どれも熱量に溢れていて面白いのです。
(単純な罵倒とかがほとんど無く、きちんと理論的に書かれているものが多いです)
例えば、21話の感想記事では、
記事の文字数が3215文字に対し、
36件のコメントの総文字数が14538文字もありました。
もう、本文が主役なのか、コメントが主役なのか判りません・・
プリキュアに興味のある方、
ぜひ1度このブログを観に行って、本文を読んだらコメント欄も見てください。
面白いですよ。
プリキュア同人作家から、プロ漫画家へ
このブログの管理人「ていお亭ていお」さんはプリキュアの同人作家さんです。
今はプロの漫画家となって、
クレヨンしんちゃん等の掲載されている双葉社「月間まんがタウン」にて
「山本さんちのガン・ガール」という4コマ漫画を連載中です。
2016年6月28日には、単行本1巻が発売されました。
作者いわく「山本さんちのガン・ガール」は「プリキュア」が無ければ生まれなかった作品らしいです。
そういうわけですので、作品の説明の前にまずは
プリキュアの話をさせていただきます。本作は「プリキュア」が無ければこの世に存在していなかったのですから。
本作を描き始めたのは会津佐哲氏の依頼があったからですが、
氏が依頼先を決めたのは私のPixivのプリキュア漫画が理由でした。また、物語がどうして面白くなるのかの仕組みの9割を
私はプリキュア感想を書く過程で学んだ自覚があります。プリキュアにハマらなかったら私はこの感想を書くこともなく、
この連載を取れるだけの知恵も得られませんでした。
6月28日に発売された単行本1巻、その単行本の帯には、
超人気「プリキュア」同人誌「ジャアクキング本」のていお亭が贈るガールズ4コマ
と、ものすごくハードルが上がっている気がします。
漫画の概要は上の帯のにある通り、幕末会津を舞台にした鉄砲好きの無鉄砲、胸も器もでっかい八重ちゃんが個性的な門下生と繰り広げるドタバタ系日常4コマ漫画、といった所でしょうか。
そんな言葉で言い表せるほど、単純な漫画ではないのですけれどもね。
「プリキュアから物語を学んだ」という作家さんの描くオリジナルの漫画、
どんなものか、見てみるのも一興ですよ。
(当人は、批判も甘んじて受け入れる覚悟もあるそうです)
(↑アフィリンクではないのでお気軽に踏んでください)
しかし、プリキュアオンリーの同人作家さんから、プロの漫画家に。
そして、単行本まで発売出来るなんて、素敵な事があるものです。
これもまた、
プリキュアという作品が生んだ、ひとつの物語なのかもしれません。
(おわり)
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