(数字に関係の無いお話です。)
キラキラ☆プリキュアアラモード3話「叫べライオン!キュアジェラート!」が放送されました。
もうね。
キュアジェラートの初披露回だったのですが久しぶりに「ものすごい物を見た」のです。
キュアジェラート(立神あおい)はロックバンドボーカルの八重歯キュアです。
とにかくですね。
まだ見たことない方は、この変身シーンを見てくださいよ。
(プリアラは公式がすぐにYouTubeにアップしてくれるので助かります*1)
従来のプリキュアの変身シーンのメインであった「かわいさ」「キラキラ感」だけではなく、「かわいさ」と「カッコよさ」が見事なまでに融合しているのです。
アイスモチーフのスカートや、ライオンのしっぽなどの「かわいい」記号と
ジャケットを羽織る仕草、ギターを弾く仕草の「カッコイイ」記号などがくるくる変わって「カッコかわいい」とはこういう事だ、というのを見事なまでに見せつけています。
この「1分11秒」
プリキュアに興味の無い方がうっかり偶然、この変身シーン見ちゃったら、
今後の人生が変わるかも知れない。
そんなポテンシャルを持ったものすごい「1分11秒」でした。
(原画はプリキュアではお馴染みの板岡錦さんのようですね)。
もし、自分の娘が当時コレを見ていたら、5秒くらいキョトン、とした後に、全面の笑みを浮かべていたであろうことが容易に推測できます。
キャラクター的にも、従来のプリキュアでいそうでいなかった、ロックバンドのボーカルを押し出した「カッコイイ」系でありながらも、きちんと「弱い部分」や「かわいい」を描写する。
「プリキュア」、特に「キラキラ☆プリキュアアラモード」というアニメーションは決して保守的に「こういう風に作っておけば女児は喜ぶだろう」という思想ではなく女の子の喜ぶ「新しいものを作ろう」という気概を感じます。
女児向けアニメの最先端を突っ走ろう。
キュアジェラートは、製作者のそんな想いを体現したキャラクターなのではないのかと思います。
これは保守的な思想では決して出来ません。
プリキュアというアニメーションが変わっていく最先端を見た気がします。
そう。
キュアジェラートは、奇跡なのです。
(おわり)
*1:
キラキラ☆プリキュアアラモードは東映アニメが公式YouTubeチャンネルで放送直後に変身シーンや、キャラクターソングを公開する気合の入れっぷりです。