2016年10月29日(土)公開の
「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」
の初動2日間の興行収入、動員数が発表されました。
人気アニメ「プリキュア」シリーズ最新作『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』が4位に初登場。213スクリーンで公開され、動員13万9,830人、興収1億6,226万200円を記録した。
「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」
初動2日間の興行収入、動員数は、
興行収入 1億6226万200円
動員 13万9830人
でした。
これは、昨年「映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!豪華3本立て!」の初動2日間の興行収入1.29億円を大きく上回り(126%)、動員数でも11.8万人→13.9万人(118%)となりました。
キュアモフルンは劇中でも、興収でも強かった模様です。
動員増の割合(118%)よりも、興行収入増の割合(126%)が高いことより、
今回の映画は「大人の鑑賞」が多い傾向が伺えます。
興行収入を動員数で割った値(いわゆる客単価)は、1160円で歴代で2位の高さのとなっていて(1位はハピネスチャージプリキュアの1175円)
いわば、この興行収入の高さを支えたのは「大人の鑑賞」が要因の一つであった傾向が伺えました。
それは置いておいて、動員増ということは
女児も確実に映画館に戻ってきています。
良い傾向です。
初動データ
歴代の初動2日間の興行収入は下記の通りです。
(初動2日間の興行収入)
ハピネスチャージで落ち込んだものが、ここ2年で回復してきています。
さらに。
この「初動2日間」の数値から、最終興行収入の予測ができます。
最終興行収入の予測値
初動2日間の興行収入と、最終の興行収入には強い相関関係があるので、
相関係数(R)=0.99 決定係数(R^2)=0.98
この初動2日間の数値で、ある程度の最終予測ができます。
(この辺りは昨年書いた記事があります)
相関図を描くとこうなります。
散布図より、単回帰式が得られ
単回帰式 y=4.1716x+0.8207より
最終興行収入は
=4.1717*1.6226+0.8207
=7.58億円
7.6億円前後になることが予測されます。
(もちろん、単純な予測なのであまりあてにしないでください。ちょっと最近のプリキュア映画は初動型に寄っている感じがするので、これよりももう少し下がるような気もします。)
昨年よりも採取的な興行収入も上回りそうです。
プリキュア映画に復調の兆し
何はともあれ、
プリキュアの秋映画、ここ2年ほどで、順調に復調してきています。
しかし、興行収入が落ち込んだ2014年「映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」の出来は決して悪かったわけではありません(むしろ世間の評価はかなり高いですよね。)
女児向けコンテンツの多様化などにより、ここ数年苦戦してきたプリキュア映画。
ここにきて、回復傾向になってきているのは嬉しい限りです。
今回の映画、自分も観ましたが戦闘シーンがとにかく素晴らしかったです。
(普段は1回しか観にいかないのですが、戦闘シーン見たさにもう2,3回、観に行こうかな、と思わせる出来です)
(↓ネタバレなし感想を書きました)
確実に言えることは、
「プリキュアを観るために、劇場に足を運ぶ女児、親子連れ、(および大きなお友達)は、昨年よりも確実に増加している」という事です。
良いことですよね。
あと、プリキュア映画、累計動員数1500万人を突破した模様です。
「映画プリキュア」シリーズ累計動員数1,500万人突破&映画ヒットを記念して、大ヒット御礼舞台挨拶決定!! | ニュース | 東映アニメーション
10月29日(土)より全国213スクリーンにて公開中の「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」が、「映画GO!プリンセスプリキュアGO!GO!!豪華3本立て!!!」の初日・2日目対比で126.0%の好調な興行収入を記録!公開4日目の11月1日(火)でシリーズ累計観客動員数、1,500万人を突破いたしました!
1つのアニメシリーズで累計1500万人が見たアニメってものすごい事ですよね。
(おわり)
(おわり)