プリキュアとアイカツのバンダイトイホビー売り上げの推移です。
(別にどちらかを批判する意図はございません。現状を認識しておきたかっただけです)
2016.5.11バンダイのトイホビー決算数値がでました。
アイカツ 26億、プリキュア66億でした。
数字的にはこうなります。
(アイカツ!)
2013年度 130億(20+28+51+31)
2014年度 86億(24+26+24+12)
2015年度 26億(7+ 8+6+5)
(プリキュア)
2013年度 98億(24+25+16+33)
2014年度 65億(19+17+*9+20)
2015年度 66億(16+18+10+22)
ちょっと「アイカツ!」の下降が止まりません。
もちろん「アイカツ!」と「プリキュア」はライバル関係ではありません。
(アイカツ!のライバルはとちらかというとタカラトミーの「プリパラ」です。)
アイカツの主な売り上げはあくまで「カード」、プリキュアは「玩具、アパレル」ですのでビジネスモデルが違います。)
2016年3月期決算では、
「プリキュア」は昨年より101.5%の微増でしたが、
「アイカツ!」は昨対69.7%減の26億円でした。
「アイカツ!」は2013~2014年の130億をピークに下降が止まりません。
これは何故なのでしょうか。
アイカツのメインの売り上げはアーケードのカード売上だと思われます。
やはり、さすがにキャラの追加やリニューアルはあったとはいえ、
同じゲームシステム、同じキャラクターで3年間続けるのは飽きられてきているのでしょうか。
むしろ時間が経てば飽きられるのは当然なので、「新規」の女児を取り込めなかったのが原因なのでしょうか。
ライバルの「プリパラ」はまだまだ絶好調な様ですので、そちらへお客様がシフトしてしまったような感じも受けます。
1分間に3人の『プリパラ』アイドルが誕生!? 登録数200万突破 | アニメイトタイムズ
アニメのアイカツも2012年10月から2年間「星宮いちご」を主人公としたシリーズを展開、3年目の2014年10月より「あかりジェネレーション」として世界観は同じで(過去キャラも出てくる)、新主人公にして展開しましたが、人気回復、とまでは行かなかったようです。
プリパラの前身であるプリティーリズムは3年目に「レインボーライブ」で世界観を一新、大きく作風を変えファン層を拡大させプリパラへとつなげました。
やはりコンテンツ3年目はかなり重要な年なのでしょうね。
2016年4月より、新シリーズ「アイカツスターズ!」が始まりました。
キャラクター、世界観も一新し、カードゲーム筐体も最新にものに変わります。
またアイカツはスマホアプリも好調な様です。
2016年、アイカツの巻き返しはあるのでしょうか。
来期(2017.3)のバンダイナムコのトイホビー売り上げの「計画値」は、
プリキュア 75億円
アイカツ! 40億円
、となっています。
(おわり)