2017年2月7日
バンダイナムコの平成29年3月期 第3四半期決算短信が発表されました。
http://www.bandainamco.co.jp/ir/library/pdf/presentation/20170207_2Complement.pdf
これは2016年10,11,12月の数字ですね。
プリキュアのトイホビー売り上げは
13億円でした。
昨年同期が10億だったので、13億は昨年同期比130%です。
数字的にはこうなります。
トイ部門・売上
年度別(4月~翌3月)
2004年度:101億
2005年度:123億( 72 +34+17)
2006年度:*60億(18+15+10+17)
2007年度:105億(17+34+28+26)
2008年度:105億(28+27+20+30)
2009年度:119億(23+34+28+34)
2010年度:125億(32+36+28+29)
2011年度:107億(26+26+22+33)
2012年度:106億(28+29+18+31)
2013年度:*98億(24+25+16+33)
2014年度:*65億(19+17+*9+20)
2015年度:*66億(16+18+10+22 )
2016年度:****億(16+20+13 )
作品別(1~12月)
17+18+15+10=*60億 ふたりはプリキュアSplashStar
17+17+34+28=*96億 Yes!プリキュア5
26+28+27+20=101億 Yes!プリキュア5GoGo!
30+23+34+28=115億 フレッシュプリキュア!
34+32+36+28=130億 ハートキャッチプリキュア!
29+26+26+22=103億 スイートプリキュア!
33+28+29+18=108億 スマイルプリキュア
31+24+25+16=*96億 ドキドキプリキュア
33+19+17+*9=*78億 ハピネスチャージプリキュア
20+16+18+10=*64億 Go!プリンセスプリキュア
22+16+20+13=71億 魔法つかいプリキュア
(この作品別ってのはプリキュアの放送期間に合わせて1~12月で再集計したものです。従い公式なものではありません)
(トイホビー売り上げは、玩具の他、アパレル、食玩、文具、生活用品等を含みます)
(グラフ)
(年度別トイホビー(4月~翌3月)売上)
企業の決算に基づいた集計です。
(作品別 トイホビー(1~12月)売上げ)
作品の放送期間に合わせて1~12月で集計したものです。
(思う事)
プリキュアのトイホビー売り上げは順調に回復してきている様です。
3Q(10~12月)だけでみれば
2014年:9億→2015年:10億→2016年:13億
と順調にトイホビー売り上げは回復してきています。
2014年、妖怪ウォッチなどに侵食されて大きな売り上げ減となってから、一つ一つを確実に積み重ねてきた成果だと思います。
3Qは10~12月の数字です。
クリスマス商戦は「レインボーキャリッジ」が期待値には届かなかった、という業界誌の情報もありますが「おしゃべり変身モフルン」「リンクルスマホン」が売り上げを牽引した模様です。
しかしトイホビー売り上げは「おもちゃ」だけが売れていても上がる数字ではありません。
プリキュアの「アパレル」「食玩」「文具」「生活用品」なども徐々にではありますが、一時期より回復してきている証なのだと思います。
「魔法つかいプリキュア!」は子供たちには確実に受け入れられていた様です。
通期計画の推移としてはこうなります。
(緑の折れ線に注目してください)
もともと今期は75億の計画だったのが、2Qで79億に上方修正されたあと、
今回3Qで2億下方修正され77億になりました。
さすがに計画値79億は難しい、という判断がなされたのは、クリスマスに実は期待値に届いていなかったのか、1~3月の足元の数字に不安があるのか、なのでしょうか。
ちょっとそこだけが気になります。
何はともあれ、
「プリキュアブランドの完全復活に向けた大切な作品」とバンダイに言及された
「キラキラ☆プリキュアアラモード」の動向が楽しみです。
(おわり)
プリキュア数字のまとめはこちら