(プリキュアにあんまり関係ない記事です。興味ない方はスルーして下さい。)
先日(4/13)、当ブログを紹介していただいた朝日新聞withnews様の記事が、(数時間ですが)ヤフーのトップに掲載されました。
娘がプリキュアに追いついた日… 父のブログに涙する人が続出 当たり前の日常の中にある愛情、著者に聞く (withnews) - Yahoo!ニュース
さすがにヤフーのトップ、記事中に直接リンクが貼ってあったわけではありませんが、多大な反響があり、その1日だけで「イワオ~キン骨マンの超人強度」くらいにはPVを頂きました。
はてなブックマーク、ツイッター含め、沢山のコメントを頂きまして、本当にありがとうございました。
すべてのコメントを読まさせていただきました。
その全てが、ありがたく、身に染みるものでした。
で、今回「ヤフーのトップニュースに載る」ことにより、
「自分のブログ記事の内容が”あの”ヤフコメに晒される」という一生に一度あるかないかの経験をしました。
たまに見るヤフコメって、結構、なかなか、ヒドい事かいてあるじゃないですか。
ヤフコメはひどい!? ヤフー、Yahoo!ニュースのコメント機能について説明 | マイナビニュース
1:ヤフコメ
2:はてなブックマークコメント
3:ツイッターのコメント
4:自ブログに寄せられたコメント
の4つのコメントに傾向の違いがでるのかどうか、
テキストマイニングにて傾向を調査しました。
(他人の記事でこれをやると失礼になるかもですが、自分の記事ならばやってよいと思います!)
※フェイスブックは自分が使いかたを全く把握していないので除外しました(フェイスブックに投稿されたコメントって見る方法あるの?誰か教えて・・)
いわゆる炎上はしていない(と思われる)ので、炎上時の傾向とは違うとは思います。
<方法>
ヤフコメ:下記リンクのコメントを全て抜粋し、本文のみをテキスト化。
娘がプリキュアに追いついた日… 父のブログに涙する人が続出 当たり前の日常の中にある愛情、著者に聞く (withnews)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
(ヤフコメは、正確にはwithnews様の記事にあてられたコメントですが、ほぼ自分のブログ記事への言及でしたので、そのまま使用しています)
ツイッター:下記リンクより、コメントのみ抜粋。(はてなブックマークとリンクして同じコメントのものは除外)
http://prehyou2015.hatenablog.com/entry/musume - Twitter Search
はてなブックマーク:下記リンクのコメント欄から、コメント本文を抜粋
はてなブックマーク - 娘が、プリキュアに追いついた日。 - プリキュアの数字ブログ
ブログのコメント欄:本文を抜粋、テキスト化。(4/20までのデータ)
全て「スターの数」「そう思うの数」「リツイートの数」による重みは付けていません
KH Coderで分析
上記にてテキスト化したコメントを
テキストマイニングのフリーソフト「KH Coder」にて分析を行いました。
(KH Coder:KH Coder Index Page)
通常処理だと例えば「面白くない」は「面白い」と「ない」に分けられてしまうので、あえて否定的な言葉(面白くない、気持ち悪いなど)は強制抽出を行っています。
結果
使用した文の数、抽出語数など。
各コメント欄の上位50語について
傾向としては、大きく分けて2種類に分けられました。
1:はてなブックマークコメントと、ツイッターコメント
はてなブックマークコメント(以下はてブ)およびツイッターでのコメントでは
「泣く」「泣ける」などの感情的な語句が上位に来る傾向にありました。
この2つのコメントの傾向として、コメントと同時に拡散すること、および字数に制限があることなどにより、感情を短い言葉で伝えたい、という傾向がでているのでしょうか。
「誰かに読まれる事」を想定したコメントになっている傾向が見受けられました。
2:ヤフコメと、ブログのコメント欄
ヤフコメおよびブログのコメント欄では、感情的な語句(泣く等)の出現回数は少なく、「思う」「見る」など論理的な語句の方が上位にくる傾向にありました。
この2つは比較的字数が多く使えるために、感情だけではなく、論理的な思考を書く傾向にあるのではないのかと思います。
外部拡散を目的としていない、ブログ記事自体に向けて書かれたコメントになっているような感じです。
また、特徴として、ヤフコメにおいては「キモい」「気持ち悪い」などの否定的なワードが上位に入ってきています。これはヤフコメ独特の特徴でした。
対応分析
次に、それぞれのコメントに「特徴的な傾向」がみられるか対応分析を行いました。
(対応分析(コレスポンデス分析)とは:
カテゴリー間の関係を視覚化するコレスポンデンス分析 | ビデオリサーチ)
原点(0,0)は「これといった特徴のない」語句が集まり、原点から離れるほど特徴的な語句が出現します。
ここからわかることは
原点近くにある「プリキュア」「娘」「思う」「見る」等は、どのコメントにも見られますが、
1:はてなブックマークコメント:これといった特徴的な言葉は使用されていない。
2:ツイッターのコメント:「泣く」「泣ける」「感動」などの感情的な語句が特徴として現れる。
3:ブログのコメント欄:「思い出」などの語句が特徴。
4:ヤフコメ:「キモい」などと言った中傷っぽい言葉が特徴として出てくる。
ここでもツイッターのコメントでは「感情的」なワードが特徴として現れました。
またヤフコメには「キモい」という単語が特徴として見受けられました。
クロス集計
最後に、KHCoderによるクロス集計を行いました。
コーディングルールを下記の様に設定し、各語群がどの様に出現していたのかをバブル図で見ました。
感情:「泣く」「泣いた」「感動」「号泣」など感情に関連する言葉
理論:「考える」「見る」「思う」など論理的な思考に関する言葉
攻撃:キモい、つまらない、気持ち悪い、しね など攻撃的な言葉
(結果)
クロス集計から見えてきた事としては、
感情的な語句は、ツイッター>はてブコメント>ブログのコメント欄>ヤフコメ
論理的な語句は、ブログのコメント欄>はてブコメント>ツイッター>ヤフコメ
攻撃的な語句は、ヤフコメ>はてブコメント>ツイッター>ブログのコメント欄
の傾向が見られました。
総合すると
以上を総合すると、下記の傾向が見受けられました。
ツイッター:
「誰かに読まれることを想定した」「感情的なコメント」が多い。
はてなブックマークコメント:
「誰かに読まれることを想定した」「理論的なコメントと感情的なコメントが混在」
ヤフコメ:
「ブログ記事自体に向けられた」「理論的、感情的なコメントが混在」。キモイなどの攻撃的な内容も多い。
ブログのコメント欄
「ブログ記事自体に向けられた」「理論的なコメント」が多い。
以上の傾向が見受けられました。
まあ、当たり前と言えば当たり前の結果なのですが、きちんと可視化されたのは良かったと思います。
あくまで当ブログの一記事の場合です。他の記事ではもちろん傾向は変わってくるのでしょう。
常々言っていますが、自分は攻撃的なコメントも含め全て頂いたコメントは宝物だと思っています。
批判的なコメントを排除してしまうと、心地よい世界に行っちゃったきり、戻ってこれなくなる気がするので、NG登録などは(今の所)一切していません。
ですので、批判含め、どんなコメントでもありがたく読まさせていただきます。(あまりにもヒドいのはさすがに無理ですが・・)
あ、でもやっぱりヤフコメは見ない方が良いですよ。
心が折れます。
(おわり)