「HUGっと!プリキュア」。
相変わらず「攻めた表現」が見られますが
2018年5月6日放送の第14話「はぎゅ~! 赤ちゃんスマイルめいっぱい!」では
「プリキュアが戦闘中に赤ちゃんのオムツを替える描写」が見られました。
画像:HUGっと!プリキュア第14話より
そう。
赤ちゃんのオムツを替えるのは、敵と戦う事よりも何よりも最優先されるべき事項なのです。
泣いている赤ちゃんに対し、抱き上げただけで(おそらくニオイで判断したんだと思うけど)オムツ替えが必要であると判断出来るキュアエールも凄いですし、
今日のプリキュア、
— kasumi@ねとらぼでプリキュア記事月1イチ連載中 (@kasumi1973) 2018年5月6日
ベロベローバーの後、キュアエールが一瞬しかめっ面して(臭いで)オムツ替えが必要、って気づく細かいシーンがあって、さすがだと思った。
この一瞬のシーンがあるか無いかで大きく違う。#precure pic.twitter.com/kJfWPHmeG0
さらに一瞬の判断で、戦闘を仲間2人に任せて、赤ちゃんのオムツを替える行動をとるのもさすがです。
育児経験のある方ならば、電車の中とか走行中の車の中とかで急にオムツ替えの必要に迫られた時の気持ちでわかるのではないでしょうか。
そういった時
ここのインタビューにあるように「支えあう育児」の一環でしょうか。
一方でプリキュアには仲間がいて、家族がいる。母親が一人で子育てを抱える「ワンオペ育児」が社会問題化していることも念頭にありました。ワンオペ育児とは対極の「支え合う育児」なら、プリキュアの世界観の中で描けるのではないかと考えました。
しかし、「戦闘中にオムツを替えるプリキュア」の描写っておそらくこの先出てこないだろうから、貴重なシーンでした。
保育園騒音問題
(※5/6 21:30 追記 幼稚園ではなく、保育園でした。以後の文修正済です)
あと、今回は「幼稚園(保育園)の騒音問題」にまで踏み込みんだのも凄いと思います。
怪物「オシマイダー」発注の要因となる「トゲパワワ(人間のネガティブな感情)」発生の描写に、保育園の騒音クレームが描かれました。
赤ちゃんの鳴き声にイライラして保育園に文句を言いに来る女性デザイナー。
保育士さん平謝り。
途中で2人体制になるのがリアル。画像:HUGっと!プリキュア第14話より
この時、クレームをつけに来たデザイナーと、保育士さんの双方に「トゲパワワ」が出ているのですよね。
クレームをつける方も、付けられる方も「ネガティブな感情になっている」のが、リアルというか「保育園の騒音問題」の根深さを象徴している様です。
「 保育園の騒音問題」は、どちらかが一方的な被害者で、どちらかが一方的な加害者、という訳ではないですからね。
解決のためには「地道に話し合い、お互い歩み寄る」しか無い様です。
そういう所でも、今回「双方に」トゲパワワを発生させたのは「かなり配慮した表現」だったのではないかと思います。
HUGっと!プリキュアの随所で見られる「絶対に燃やさないぞ」という強い意思をここでも感じました。
(おわり)
ねとらぼ様で「HUGっと!プリキュア」の記事を書いています。