プリキュアの数字ブログ

プリキュアの数字に関するブログです。数字以外の事も半分くらい。数字に公平であるため広告、アフィリエイトは導入していません。価格.comのプリキュアおもちゃ特集ページ書きました。

「HUGっと!プリキュア」の残した数字

2018年「HUGっと!プリキュア」の残した数字です。
だいたい出揃ったのでまとめました。


結論から言いますと「HUGっと!プリキュア」は、

ほぼ、あらゆる数字が上昇したシリーズ、

 となります。

まとめ数字

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(秋映画の11.6億はツイートで発表のあった「歴代最高を記録」からの推定値です(2017.2.25現在))


数字が落ちたのはF1,M1視聴率だけ。

後は全ての数字が上昇する、
という例年まれに見る凄い年となりました。

 

HUGっと!プリキュア vol.4[Blu-ray]



この先、記事全体で1万文字、図表が32枚もありますので、見たい所だけご確認下さい。

(注意事項)

毎年書いていますが、数字は「面白さ」の指標ではありません。

数字を把握する、という事は、自分の大好きなプリキュアが「現状、どんな立ち位置なのか」等を把握するためのものです。
野球でいえば「3割バッターが凄い」というのは年間を通して3割ヒットを打つことが難しい事を統計上、みんな知っているからです。
数字を知らないと、3割バッターを「7割も凡退するとはなんてダメな打者だ!」って見当違いな事を行ってしまう可能性もあります。だからこそ数字をきちんと把握しておくことは重要なのです。

そして数字は
決して「面白さ」や「勝ち」「負け」の指標ではありません。

出てくる数字は個人的に収集しまとめているものです。数字に偽りはございませんが、表グラフは個人作成のもので公式なものではありません。ご了承ください。
(数値のミス等あればご指摘いただければ幸いです。)

 

 ここからは各種数値です。

こどもに関する数字

1.バンダイトイホビー売り上げ

バンダイナムコのトイホビー売り上げに関しては(IRライブラリ | IR・投資家情報 | 株式会社バンダイナムコホールディングス)を参照しています。

プリキュアのトイホビー売上のデータです。
(トイホビー売り上げには、おもちゃの他、アパレル、文具、生活用品、ガチャポンなども含まれます)

作品別(1~12月)

作品別はプリキュアの放送期間に合わせて1~12月で再集計したものです。
(企業が出す公式なカウント方法ではありません)

作品別(1~12月)
17+18+15+10=*60億 ふたりはプリキュアSplashStar
17+17+34+28=*96億 Yes!プリキュア5
26+28+27+20=101億 Yes!プリキュア5GoGo!
30+23+34+28=115億 フレッシュプリキュア!
34+32+36+28=130億 ハートキャッチプリキュア!
29+26+26+22=103億 スイートプリキュア♪
33+28+29+18=108億 スマイルプリキュア!
31+24+25+16=*96億 ドキドキプリキュア!
33+19+17+*9=*78億 ハピネスチャージプリキュア!
20+16+18+10=*64億 Go!プリンセスプリキュア 
22+16+20+13=71億  魔法つかいプリキュア!
26+18+20+16=80億  キラキラ☆プリキュアアラモード
27+25+26 +20=98億  HUGっと!プリキュア

(トイホビー売り上げは、玩具の他、アパレル、食玩、文具、生活用品等を含みます)

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「HUGっと!プリキュア」のトイホビー売り上げは作品別(1~12月集計)で、98億円。前年より18億プラスと絶好調でした。

2018年は「プリキュア15周年イヤー」だった事の恩恵ももちろんあるのでしょう。
15周年イヤーで玩具だけでは無く、文具アパレル食玩から様々なグッズまでたくさんの商品が発売されました。またメディアにも多々取り上げられ市場自体が盛り上がっていました。
それらの恩恵+HUGっと!プリキュア自体も「おしゃべりはぐたん」が好調な売り上げだった様です。

また、市場的にはバンダイのIRを見ても「妖怪ウォッチ」は完全に一時の勢いを失い、「アイカツ!」など他の女児向けアニメも数年前ほどの勢いが無くなってきた分のキャパが戻ってきたものと思われます。(タカラトミーの「マジマジョピュアーズ」も絶好調だった様ですが、いかんせん市場規模的にプリキュアに影響を及ぼすほどではなかった様です。この先はわかりませんけどね)

今期に入ってからも 

   2016 2017 2018
1Q 16億→18億→25億
2Q 20億→20億→26億
3Q 13億→16億→20億

1~3Q全てで「20億を超えた」のはスイートプリキュア♪以来なのです。
その好調っぷりが伺えます。
トイホビーに関してはとにかく好調な年でした。

2.東映アニメーション国内版権売り上げ

(国内版権)

作品別(1~12月)

作品別は、上記年度年度別数値をプリキュアの放送期間に合わせて
1~12月で再集計したものです。
(企業が出す公式なカウント方法ではありません)

初代:7.55億(1.66+1.34+2.27+2.28)
MH:12.33億(3.86+3.33+3.15+1.99)
SS:7.34億(3.06+1.66+1.25+1.37)
Y5:8.97億(1.89+2.05+2.48+2.55)
5G:10.03億(3.43+2.16+2.04+2.40)
フレ:11.01億(3.04+2.48+2.65+2.84)
ハト:12.68億(3.98+3.18+2.68+2.84)
スイ:11.09億(3.82+2.07+2.18+3.02)
スマ:10.58億(3.19+2.40+2.53+2.46)
ドキ:*9.91億(3.22+1.92+2.17+2.60)
ハピ:*8.52億(3.08+1.79+1.69+1.96)
Gプ:*6.31億(2.15+1.24+1.29+1.63)
魔法:*6.35億(1.78+1.25+1.56+1.76)
アラ:*7.12億(1.86+1.51+1.89+1.86)  
ハグ:*8
.79億(2.09+2.09+2.17+2.44)        

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最新IR資料一式|IR資料|IR情報|東映アニメーション株式会社を元に作成

こちらも、東映アニメ決算に合わせた数値(4月~翌3月)の計ではなく、プリキュア放送月の1~12月に合わせて集計しています。

「HUGっと!プリキュア」の東映アニメーションの国内版権売り上げは、8.79億円。
昨年「キラキラ☆プリキュアアラモード」の7.12億円よりも1.67億円の増加となりました。
こちらも昨年から大幅増となっています。

国内版権の回復は、各種関連商品の回復へと繋がっていくので、これもまた良い材料と言えるのではないでしょうか。

3.映画興行収入

2018年秋映画「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(公開日2018年10月28日)の興行収入です。

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2018年2月22日「歴代最高の興行収入を更新」とのアナウンスがありました。
https://twitter.com/gatyapen/status/1098586171582476288

「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」の興行収入は11.6億。(これは、2018年2月22日にツイッターで公式よりアナウンスのあった「歴代最高の興行収入を更新」よりの推測値です。オールスターズDX2の11.5億を越えた、という事で暫定的に11.6億と表記しています))

秋映画「HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」は、歴代のオールスターが集合すると大きな話題となりました。
秋の映画で「プリキュアオールスターズ」が登場するのは初めての事であり、又、ここ3年は春映画でも「近年3作のプリキュアが登場」する方式に改められたため、久しぶりに50人を越えるプリキュアがスクリーンに登場しました。
メインターゲットの子供だけではなく、かつてプリキュアを応援してくれた大人をも巻き込み、大きな興行収入となりました。
また、関係者を招いての上映会なども積極的に行われ、リピーターも多く見られた様です。

初動2日間のデータ

10月27(土)、28(日)の土日の興行収入は230館での公開で、

観客動員数 30万9,781名
興行収入  3億5357万7300円
でした。これはオールスター映画も含めて「歴代最高の初動数字」です。


昨年「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリっと!想い出のミルフィーユ!」が
動員17万659人、
興収1億9,310万1900円だったので、昨年対比で

動員数で、181.5%(13万9122人増)
興行収入、183.1%(1億6040万円増)

となりました。


また「週末興行成績動員数ランキング」でも第1位を取っています。
初登場1位は2017年公開「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリっと!想い出のミルフィーユ!」から2年連続となり、「映画スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」(2012)を含め、今作が3度目となりました。

(初動2日間の興行収入)

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グラフでみると、この初動2日間の数字がいかに突出しているかがわかるかと思います。
個人的には、「プリキュア映画の興行収入」は、その年のプリキュアの明確な子供人気のバロメーターだと思います。
そういった意味でも、2018年のプリキュア映画の絶好調っぷりは2018年を象徴する様な出来事だったのだと思います。

4.バンダイこどもアンケートの結果

バンダイが毎年行っている「こどもアンケート」(バンダイこどもアンケート | 株式会社バンダイ)において、

「お子様の好きなキャラクターに関する意識調査」「お子様の好きなキャラクターは何ですか」というアンケートが毎年5月中旬ごろに行われています。
その結果のまとめです。(n=800、親によるアンケート回答です)
2018年の結果:http://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question244.pdf

 

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このアンケートは2018年5月に行われました。
2018年5月におけるプリキュアの支持率は、
女子総合(0~12歳女子)で11.3%と、昨年よりも2.3pt向上しました。

また、メインの視聴者層である「3~5歳女子の支持率」は昨年の24.0%から28.0%へと上昇。
更に少し上の年齢の「6~8歳女子」の支持率も昨年の7.9%以下から13%へ大きく上昇しました。
 

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個別に見ていきます。

(総合:0~12歳女子)
0~12歳女子では昨年よりも2.3pt上げました。1位は不動の「アンパンマン」。これが揺らぐことはありませんが、ここ数年はずっと2位をキープしています。
プリキュアというコンテンツの強さが判ります。

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(3~5歳女子)
3~5歳女の子については14年連続で1位を獲得。支持率も28.0%と高く、まさにメインターゲットの女の子には絶対の存在である事が確認されました。
ただ、2013年は51%と半数近くの支持率だったのが28%まで下がっているのは一時期の「1強」ではなくなっている事も伺えます。

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(6~8歳女子)
6~8歳女子は、支持率14%と昨年よりも大幅に上昇。一昨年(2017)は「すみっコぐらし」「アナと雪の女王」「ポケットモンスター」に押されて4位以下だったのが、2018年は「すみっコぐらし」を抑えての1位となりました。
6~8歳女の子はその年の作品により人気のバラつきが出やすく、4位以下の時もあれば1位になる時もあり、人気の浮動が見られます。
「HUGっと!プリキュア」の場合は6~8歳というメインターゲットの比較的「上の年齢の女の子」にも受け入れられていた事がわかります。

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また、メインターゲットのど真ん中である3~5歳女子においては、14年連続で支持率1位であり、プリキュアが3~5歳女子にずっと支持され続けている事が確認されました。

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5.視聴率関連

視聴率データはビデオリサーチ社の発表のもの、および国立国会図書館HP(テレビ視聴率(特定の番組) | 調べ方案内 | 国立国会図書館)の方法、ネット上の情報等を参照しました。

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世帯視聴率

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 「HUGっと!プリキュア」の
世帯視聴率は3.5%
昨年「キラキラ☆プリキュアアラモード」の年間平均よりも0.3ptも上昇しました。

TV離れの影響で世帯視聴率は年々減少し続けていましたが、ここにきて上がりました。
この先、ずっと下がっていくものとばかり思っていたので、まさか上がるとは思っても見ませんでした。

(2017年10月より、ニチアサの番組改編が行われ、サンデーライブの直後にプリキュアが放送される様になった事も、視聴率に影響を与えている可能性もあります)

ただ世帯視聴率はあくまで(関東地区で)「何世帯見ていたか?」であり、「何人見ていたか?」では無いので、例えば一人暮らしの世帯が増えれば相対的に幼児向け番組の視聴率は下がっていきます。また老人の数が増えていけば相対的に子供向け番組の世帯視聴率は下がっていきます。

自分も数字集めておいていうのも何ですが、
個人的には「世帯視聴率」はプリキュアの人気動向を計るのには既に「時代に適さない」のかな、と思っています。

KIDS視聴率

こちらはKIDS視聴率の推移です。
KIDS視聴率は「関東地区の男女4~12歳、100人中何人が見ていたか」です。

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「HUGっと!プリキュア」の
KIDS視聴率は8.0%
昨年「キラキラ☆プリキュアアラモード」よりもわずか0.1pt上昇しました。

KIDS視聴率は、世帯視聴率と違って「100人中、何人見ていたか?」です。
この数値は少子化は関係ありません。

KIDS視聴率はここ数年8%前後で安定しています。
「HUGっと!プリキュア」は世帯視聴率が上がった割にはKIDS視聴率の上がり方が少ない様な感じも受けます。お子様よりもむしろ、大人の視聴率が上がっていたのでしょうか。

ただ「リアルタイム視聴」が少なくなって録画による視聴の増加の可能性も高いので、今後の推移を見守っていきたいと思います。

視聴率関連は「リアルタイム」でどれくらい見ていたか、なので「録画視聴」は考慮されません。
ビデオリサーチ社は録画を考慮した「タイムシフト視聴率」という指標も出すようになりましたが「プリキュア」のデータは出てきていませんね。。。 

おとな視聴率

M1(男性20~34歳)
M2(男性35~49歳)
F1(女性20~34歳)
F2(女性35~49歳)

 の個人視聴率です。
(こちらも国会図書館収蔵のビデオリサーチ社のデータとなります)

M1,F1

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視聴率関連で唯一数字が下がったのが、この「M1(男性(20~34)」「F1(女性20~34)」の視聴率。
お見事に20~34歳の視聴率は男性も女性も下がりました。
これが何に起因するものなのかは不明ですが、この上のF2,M2層は「子どもと一緒に見る」事で視聴率が上がっていくのに対し、F1,M1層は(まだ子供と一緒に見る年代はす少ないので)単独での視聴が多い事が影響している可能性は高いですよね(リアルタイムではなく録画へとシフトしたのでしょうか?単純に20代には「HUGっと!プリキュア」が刺さらなかった(育児とかがテーマのため)可能性もありますけどね。

M2,F2

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対し35~49歳の視聴率は男性、女性共に上昇しました。
この層はお子様と一緒に見ている事も多く、お子様の視聴につられて上がっているものと思われます。ただ内容的にもその世代に刺さる(ブラック企業、育児など)でもあったため、最初は子どもと一緒に見始めたたものの、そのまま継続し視聴率アップにつながっている例も多いものと思われます。

(個人視聴率データ)

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仮面ライダーとの視聴率の相関
世帯視聴率の52区間移動平均線

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こちらはプリキュア、仮面ライダー、戦隊モノの世帯視聴率の「52区間移動平均線(52MA線)」です。(1つの点が過去52週分の平均値です)

つまりは、1年前の同週よりも世帯視聴率が上回ればグラフは上昇、下回れば下降していきます。
それを踏まえると「HUGっと!プリキュア」の世帯視聴率はずっと「昨年よりも上回っていた」(=ずっとグラフが右肩上がり)という事が伺えます。

KIDS視聴率の52区間移動平均線

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 KIDS視聴率の52区間移動平均線をみると、「HUGっと!プリキュア」のKIDS視聴率はずっと昨年と同じような推移(特に時期による変動は無かった)ことも伺えます。

6.おもちゃ売り上げランキング

おもちゃ売り上げランキングは、東京玩具人形協同組合 トイジャーナル編集局が運営するサイト「おもちゃ情報.net」中のランキングデータです。(販売金額のランキングになります。)

年間ランキング男女別

男女別の年間ランキングの推移です。

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「HUGっと!プリキュア」は、女の子向け年間ランキングにおいて、トップ10中、3つのアイテムがランクインしました。

「おしゃべりはぐたん」「プリハートDX」「ミライパッド」が年間を通して売れていた様です。
ただ玩具関連はタカラトミーの「L.O.L」「リカちゃん」「生まれてウーモ!」といった辺りがかなり強く、一時期の「1強」ではなくなっていますよね。

過去、女の子向けでのトップ10中のプリキュア玩具のランクイン数は以下になります。

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一時期は年間の売り上げトップ10中、半数以上がプリキュア玩具だったのがここ5年くらいは3アイテムランクインする程度になっています。
女児向けおもちゃも「プリキュア1強」では無くなっている事の表れだと思います。

 

映画HUGっと! プリキュアふたりはプリキュア~オールスターズメモリーズ~Blu-ray

おとな指数

7.ツイッター実況数

プリキュアのツイッターによる実況数の推移です。
データ:https://ckworks.jp/animeradar/

全話平均を出しました。

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「HUGっと!プリキュア」の実況ツイート数は1年平均値で
参加人数:2958人(昨対130%)
ツイート平均:21260(昨対117%)
となっています。

ツイッター実況へ参加する人数もツイート数も増加し、HUGっと!プリキュアは多くのツイッターユーザーの関心を獲得していた事が判ります。
「ふたりはプリキュア」が登場、「オールスターズ」が登場、「男の子だってお姫様になれる」、初の男の子プリキュア誕生、など様々な話題があった事がツイート数を引き上げた要因となっていました。f:id:kasumi19732004:20190226141045p:plain

 

(ツイッターつぶやき数の最新3作品の推移)

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(ツイッター実況参加人数の最新3作品の推移)

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実況参加人数の残存率

「開始最初5話」のツイッター実況の参加人数の平均値と、「最終5話の平均値」から、
「1年で、どれくらい実況参加人数が増減していたか?」を調べました。
(実況数ではなく、参加人数です。)

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キラキラ☆プリキュアアラモード 70.8%
HUGっと!プリキュア  85.3%

となっています。。 

HUGっと!プリキュアは85%の人が、脱落する事なく最後まで見ていた傾向にありました。
昨年「キラキラ☆プリキュアアラモード」が70.8%だったので「HUGっと!プリキュア」は途中離脱する方も少なかった感じですね。

8.Googleトレンドの傾向

 

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Googleトレンドの傾向です。(検索ワード「プリキュア」、2012年2月~2019年1月)
全体的に「プリキュア」というワードはこの3年間で徐々にですが上がってきています。
googleトレンドの傾向はさすがに誰にも操作不可能だと思います。
そういった意味でもここ数年でプリキュアの世間の興味が底上げされてきている事が伺えます。


9.5chスレッド数

2(5)ちゃんねるのスレッド数です。
本放送時に進んだスレッド数を本スレッド、アンチスレッドに分けて集計しました。

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HUGっと!プリキュアの5ちゃんの本スレッドは放送中(アニメ板にある間)に104スレッド進みました。これは昨年「キラキラ☆プリキュアアラモード」の86スレよりも増加しています。良い悪いは別としてHUGっと!の関心の高さが伺えます。
一方「アンチスレッド」も昨年の2倍以上の増加が見られました。
ただ、5(2)ちゃんねる自体が過疎化してるのか、書き込み数自体がかなり減少していますね。まとめサイトの相次ぐ閉鎖などもあり、一時期ほど5ちゃんねるの影響も小さくなってきている様です。

10.HUGっと!各話の予告再生数

HUGっと!プリキュアの予告の再生数です。

(データは(たいだ@taida5656 )様より頂きました。)

どの話がネット上で関心が高かったか、が判ります。

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トップ5は以下の様になっています。
1位:第20話「キュアマシェリとキュアアムール!フレフレ!愛のプリキュア」
563,421回
2位:第49話「輝く未来を抱きしめて」
538,440回
3位:第14話「はぎゅ~!赤ちゃんスマイルめいっぱい!」
356,899回
4位:第17話「哀しみのノイズ…さよなら、ルールー」
343,628回
5位:第3話「ごきげん?ナナメ?おでかけはぐたん!」
337,626回

1位は第20話の「キュアマシェリとキュアアムール!フレフレ!愛のプリキュア」。
マシェリ、アムール誕生回の予告再生数がトップでした。やはり新しいプリキュアは関心度が高く、しかも2人同時に加入も話題となり、さらに田村ゆかりさんがプリキュアに、という声優さん関連からの流入も多かった様です。

ツイッター実況でもマシェリ、アムール2人の回はつぶやき数が高くなる傾向にあり、マシェリアムールのネット界隈での人気の高さが伺いしれます。

次いで最終回。これはまあ当然の結果として3位の「はぎゅ~!赤ちゃんスマイルめいっぱい!」は予告動画でルールーが幼稚園をかばうシーンが印象的でしたし、4位の「哀しみのノイズ…さよなら、ルールー」もルールーが主役の話でした。
予告再生数は「ルールー」関連が強かったのでしょうか?
(6位にほまれの人魚回が入ってきたのも面白い傾向ですよね)

大きなお友達関連まとめ

ネット界隈でもHUGっと!プリキュアは大きな盛り上がりを見せていた様です。
ツイッターの実況は盛り上がり、グーグルトレンドを見る限り全体的な「プリキュア」の検索数も増加傾向にありました。
ただ、2(5)ちゃんねるのアンチスレの増加や、某参加型アニメ評価サイトなどでは例年以上の厳しい意見も見受けられたのも事実です。(もちろん例年厳しい意見はありますが、2018年は特に多かった様に見受けられます)
とにかく「HUGット!プリキュア」は大きなお友達にも(良きにしろ悪きにしろ)関心の高い作品であった、という事は言えると思います。
 

まとめ

HUGっと!プリキュアはプリキュア15周年イヤーという事もあり、大きな盛り上がりを見せました。

関連グッズも例年よりも数多く発売され、夏にHUGっと!のライブ、2019年1月には15周年記念ライブも行われ、原宿の限定ショップやコラボスイーツショップなど、多彩な展開を見せました。
(その辺りはねとらぼの記事で書きました)

nlab.itmedia.co.jp


特に15周年を象徴するのが、秋映画でした。
「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」は55人のプリキュアが登場し、内容的にも「プリキュアの思い出」がキーになるという仕掛けが施され、大きな反響を得て、お子様だけではなくかつてプリキュアを見ていた人、また大人でも多くのリピーターを生み、歴代最高の興行収入を達成しました。

とにかく2018年は「プリキュアが盛り上がった年」だったと言えるでしょう。
お子様にも大人気だった事が数字にも表れています。

2019年「スター☆トゥインクルプリキュア」は、2018年の反動で数字は下がってしまうのではないかと危惧しています。おそらく映画の興行収入、東映アニメの版権収入は確実に下がるでしょうけど、それは作品内容とは関係ないのだと思います。

最初に言った様に「数字」と「おもしろさ」は比例しないのです。
また、2019年より「Tver」での見逃し配信が始まっています。
視聴率への影響や、「ネットでは玩具CMが流れない」事の購買動機の変化など、
見逃し配信が数字にどんな影響を与えるのか?それともまったく与えないのか?
その辺りも楽しみです。

2019年もプリキュアも応援していきたいと思います。

 

過去の「残した数字」

ハピプリの残した数字:過去のプリキュア 話の流れ一覧表と視聴率等まとめ:So-netブログ

「Go! プリンセスプリキュア」の残した数字 - プリキュアの数字ブログ

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