プリキュアの数字ブログ

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キュアエール声優「引坂理絵」という日本の宝を、もっとたくさんの人に知ってもらいたい

(HUGっと!プリキュア最終回の内容に言及しています。未視聴の方注意してください)

2019年1月27日。HUGっと!プリキュアが最終回を迎えました。

自分の想像をはるかに超える着地点で、キュアエール、野乃はなが2030年の世界で出産する、という「HUGっと!プリキュア」でしか描けないラストで幕を閉じました。
「なんでもできる、なんでもなれる」を体現したお見事な最終回だったと思います。

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東映アニメーション HUGっと!プリキュア 第1話より

でね。

主人公のピンクプリキュア、キュアエールを演じてきた「引坂理絵さん」が
1年間、本当に「ものすごい」演技をされていたのですよ。

15年プリキュア見続けてきて、そりゃあどの声優さんも凄いのですよ。それは間違いない。けれど、自分の中ではこれほどまでに「心を揺さぶられた」声優さんはいなかったのです。
でも「HUGっと!プリキュア」を見ていない方の中には引坂理恵さんの「ものすごさ」を、まだ理解できていない方も沢山いると思うのです。
だから、もっともっと、引坂理恵さんを沢山の人に知ってもらいたいのです。


HUGっと!プリキュア最終回。
野乃はなの出産シーンで見せた壮絶な演技。出産シーンの演技なんて(自分は当然やった事ないのでわかんないのですけど)妻の出産に立ち会った時を思い出させるには十分な迫力と、苦しさ、痛みのからの、赤ちゃんが生まれた後の慈愛にみちた「この子の名前決めているの」まで、もうこの人、一体何者なんだ・・レベルで物凄い演技でした。

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東映アニメーション HUGっと!プリキュア 第49話より

でね。引坂理絵さんは(ほぼ)新人声優さんなんですよ。HUGっと!プリキュアでは「出産シーン」の演技は第27話で先輩声優「名塚佳織」さんも演じられていました。当然名塚さんも凄かったのですけど、それに引けをとらない演技を新人声優さんがやってのけていたのですよ。凄くないですか?いや凄いですよね。
(凄い、しか言っていないけど、凄いんだから仕方がない)

他にも
「こんなの、私のなりたい野乃はなじゃない!」の時の意思の強さ。
「フレ!フレ!みんなーー!フレ!フレ!わたしー!」から、「めちょっく」の楽しさまで。(「わったしィー」ってなる所、大好きでした

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HUGっと!プリキュア第4話


キュアエールの、引坂理絵さんの、引坂理絵さんにしか出せない、語尾まできっちりと発音される、幼さと母性が同居したかのような、とても芯の強さを感じるキュアエールの声は、1年間僕たちプリキュアファンをずっと驚愕させてきました。

キュアエールの声が、引坂理絵さんで本当に良かった、と自分は思います。
だってさ、はなちゃんが本当に生きているみたいだったのですよ。


とはいえ、自分実は、HUGっと!プリキュアが始まるまで引坂理絵さんをよく存じ上げてなかったのですよね。すいません。(キラキラ☆プリキュアアラモードに少しだけ出ていた、というのは後から知りました)
2016年デビューとの事で、まだ2年目での「プリキュア」というビッグタイトルでの主役への抜擢は、その実力を物語るのに十分だと思います。

きっと、ものすっごい努力をされている方なのでしょうね。

<戦闘シーンの「どおりゃああ」がすごい>

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第34話より

まず最初に「あれ?この人凄くない?」って感じたのは戦闘シーン。「どおりゃああああ」といったドスの効いた声が、キュアエールの芯の強さ、キュアエールはこんな性格だから、この場面でこんな叫びをあげるんだ、という説得力があったののを覚えています。

<応援がすごい>

次に引坂理絵さんを「すげえええええ!!」って思ったのは「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア」の時。中盤キュアブラックとキュアホワイトを応援するシーンがあるのですが、
「こんなの、わたしのなりたい野乃はなじゃない!」からの、大きく大きく息を吸って、貯めに貯めてからの「フレフレ!」と応援するシーン。
これがもう「はなちゃんの心からの慟哭」で、その「フレフレ!」は本当に凄まじく、「あらゆる全ての感情を載せた台詞」は映画館で鳥肌が立つほどにゾクゾクした事を今でもはっきりと覚えています。

<泣きの演技がすごい>

そしてHUGっと!プリキュア最終回。
Aパートのラスト、未来組、そしてはぐたんとのお別れのシーン。

人間って、他人が作った台詞にここまでの感情を乗せる事ができるのか・・実は本当に同じ体験したんじゃないのか・・?と思うほどには、悲しみの「圧」が伝わってくるのです。

はぐたん役の多田このみさんもこれまた、とんでもなく「はぐたん」が上手くて、はなちゃんが走りながらはぐたんに「いっぱい食べていっぱい遊んで大きくなるんだよ」って語りかけるシーンは、もう涙なしには見てられません。

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HUGっと!プリキュア第49話より

そしてはぐたんが未来へと旅立った後の「最後のはなちゃんの絶叫」は、もう心がキュっとなりました。決して「かわいい泣き方」では無いのです。本当に最愛の人と別れた時の「なりふり構っていられない心からの絶叫」だったのです。

引坂さん、素晴らしい声を1年間僕たちに届けてくれてありがとうございました。
とにかく1年間、引坂理絵という声優さんには驚かされっぱなしでした。


「生」引坂理絵さんには、プリキュアライブの時にお見かけしました。

2018年7月の「HUGっと!プリキュア」のライブ会場、ステージ上で見た引坂さんは、それはそれはキュートなお方でした。だけど堂々としてはいるものの、どこか見えないプレッシャーに押しつぶされないように、と必死に何かと戦っている様な印象を受けました。
それがね。
2019年1月のプリキュア15周年記念ライブの時は、それはそれは堂々とキュアエールのキャラソン「 フレフレ!アイム・ア・チアリーダー」を歌っていたのです。

その間、きっときっととんでもない努力をされてたんだろうなって思うのです。
15周年イヤー+HUGっと!の座長という大役を新人声優さんが立派に務められたのです。
とんでもないプレッシャーとの戦いだったのでは無いでしょうか。

劇中のはなちゃんの成長と、引坂さんの成長がなんだかリンクしている様に感じられたものです。

 

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HUGっと!プリキュア第46話より

とにかく、もっともっと、引坂理絵さんという声優さんを知ってもらいたい。

「HUGっと!プリキュア」キュアエールが代表作になったとはいえ、それ以外では「ポプテピピック」の「ベーコンムシャムシャくん」なんですよ。代表作が。

この人の声と演技は、これからもっとたくさんの人を幸せにしていくのだと思う。

プリキュアファンは引坂さんの声に多くの勇気をもらいました。
しかし「HUGっと!プリキュア」を見ていない人には、まだまだ引坂理絵さんの「ものすごさ」が伝わりきれてないのじゃないかと思うのです。

だから、もっと引坂理絵さんという日本の宝を、たくさんの人に知って欲しい。
たくさんの人を唸らせてほしい。

でも、どうすればいいんだろう、って思ったのですが
「HUGっと!プリキュア」が教えてくれました。
とにかく、応援していこうと思うのです。。

僕は1年間、引坂理絵さんからは、たくさんの「フレフレ!」を頂きました。
だから今度は、僕たちが引坂理絵さんに「フレフレ!」をする番なのだと思います。

(おわり)

 

追記:

(でね!!
この引坂理恵さんもなのですけど、キュアアンジュ役の「本泉莉奈さん」も、これまたとんでもなく魅力的で凄い方なのです。薬師寺さあやっていう沢山の属性を持った難しいキャラの「やさしさと強さ」をお見事に演じ切りました。
(ライブで歌っているのを見た時は、本当に天使なのじゃないかと思いました。)

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HUGっと!プリキュア第39話より

この2人をHUGっと!プリキュアに起用したプリキュア製作陣は本当に凄いのだと思います。もう信頼しかありません。
この新人2人に、小倉唯さん、田村ゆかりさん、田村奈央さんが加わっていたのですから、それはそれはHUGっと!プリキュアは無敵だったのです。

 

(おわり) 

 

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