プリキュアの数字ブログ

プリキュアの数字に関するブログです。数字以外の事も半分くらい。数字に公平であるため広告、アフィリエイトは導入していません。価格.comのプリキュアおもちゃ特集ページ書きました。

6年ぶりの100億越え!プリキュア、バンナム2018年決算数値発表。

2019年5月9日
バンダイナムコの2019年3月期 第3四半期決算短信が発表されました。 

IR・投資家情報|株式会社バンダイナムコホールディングス

2018年、1年の決算数値です。
期間としては、2018年4月~2019年~3月の結果です。

プリキュア、2018年の
トイホビー売り上げは 101億円でした。
(4Qは30億)

これは2017年の「81億」から20億アップ(124.7%)という、とんでもなく良い数字です。

数字的にはこうなります。

トイ部門・売上
年度別(4月~翌3月)
2004年度:101億
2005年度:123億( 72 +34+17)
2006年度:*60億(18+15+10+17)
2007年度:105億(17+34+28+26)
2008年度:105億(28+27+20+30)
2009年度:119億(23+34+28+34)
2010年度:125億(32+36+28+29)
2011年度:107億(26+26+22+33)
2012年度:106億(28+29+18+31)
2013年度:*98億(24+25+16+33)
2014年度:*65億(19+17+*9+20)
2015年度:*66億(16+18+10+22 )
2016年度:*75億(16+20+13+26)
2017年度:*81億(18+20+16+27)
2018年度:101億(
25+26+20+30)


作品別(1~12月)
17+18+15+10=*60億 ふたりはプリキュアSplashStar
17+17+34+28=*96億 Yes!プリキュア5
26+28+27+20=101億 Yes!プリキュア5GoGo!
30+23+34+28=115億 フレッシュプリキュア!
34+32+36+28=130億 ハートキャッチプリキュア!
29+26+26+22=103億 スイートプリキュア♪
33+28+29+18=108億 スマイルプリキュア!
31+24+25+16=*96億 ドキドキプリキュア!
33+19+17+*9=*78億 ハピネスチャージプリキュア!
20+16+18+10=*64億 Go!プリンセスプリキュア 
22+16+20+13=71億  魔法つかいプリキュア!
26+18+20+16=80億  キラキラ☆プリキュアアラモード
27+25+26 +20=98億  HUGっと!プリキュア
30+        スター☆トゥインクルプリキュア

(この作品別ってのはプリキュアの放送期間に合わせて1~12月で再集計したものです。公式な集計ではありません)

(トイホビー売り上げは、玩具の他、アパレル、食玩、文具、生活用品等を含みます)

 

 

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(グラフ)

(年度別トイホビー(4月~翌3月)売上)
企業の決算に基づいた集計です。

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(作品別 トイホビー(1~12月)売上げ)
作品の放送期間に合わせて1~12月で集計したものです。(公式な集計ではありません)

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(思う事)

2018年のプリキュア、バンダイナムコのプリキュアのトイホビー売り上げは101億円でした。
2012年以来、6年ぶりの100億円突破です!!

計画値が当初の85億から100億に上方修正されつつも、さらにその上をいく101億で着地しました。凄いですよね。

これはもちろん、昨年2018年が「プリキュア15周年記念イヤー」で各所での盛り上がり、露出の増加や、映画「HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュアオールスターズメモリーズ」絡みの「オールスターズ展開」を踏まえた、おもちゃだけではなく文具からアパレル、食玩まで数多くのアイテムが販売されたためであると思われます。
(もちろん、HUGっと!プリキュア自体の作品の力も強かったのもあります)

2018年のプリキュアは絶好調でした!!

引き続き決算短信でも、「プリキュアは定番IP」との言及があり、東映アニメだけではなく、バンダイ的にもプリキュアは「定番」である事が再認識できました。

[トイホビー事業]

「ドラゴンボール」シリーズや「仮面ライダー」シリーズ、「プリキュア」シリーズ等の定番IP商品が好調に推移しました。

https://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/press/9309?entry_id=6528

ただね。
今回の通期決算発表で、
来季の計画値が 「95億」であることが判りました。

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(緑色の折れ線が「計画値」の推移です。)

これはどういう事かというと、
2018年は「101億」の売上があったけど、
2019年の売上は、昨年より落ちる「95億」を予定しています。

って事です。

2019年は2018年よりも、関連商品の売上が「下がる」であろう事がここでハッキリと書かれています。
15周年記念イヤーほどの売上は流石に難しい、と判断されているのでしょうし、その計画に合った商品展開がされていくのでしょうね。

だから来年の今頃、「2018年よりも売上が下がった!!」って騒ぐ必要もなく、下がっても「計画通りですよね」って言う事が大事です。

 

id:K-Ono たぶんそれ消費税による冷え込みを織り込んでるんでは。 

(↑ご指摘受けました。確かに消費税増税の影響ありそうですね)



あと、今季は「グループ全体」と「トイホビー」の計画値が同じ95億だったので、昨年ほどの「大きな動き」がないであろう事もわかりました。
(昨年みたいな限定ショップとかカフェとかは無いでしょうし、下手すると家庭用ゲームも無いかも??って感じです。)


まあ、昨年(2018年)のお祭りが終わって、2019年は例年どおりのプリキュアの展開に戻った、という事なのでしょう。
(それでも、2019年の計画値が95億ってのはすごい良い数字なのですけどね!)

 

プリキュア以外のIPもほぼ好調に推移しています。

 
2018年 グループ全体IP別売上高 ( )は前年同期実績

         2017  2018
ドラゴンボール  (979億円)→1290億円 (131.8 %)
機動戦士ガンダム (683億円)→793億円 (116.1 %)
ワンピース    (294億円)→304億円 (103.4 %)
仮面ライダー   (264億円)→293億円 (111.0%)
NARUTO     (113億円)→158億円 (139.8 %)
スーパー戦隊   (194億円)→102億円 (52.6%)
プリキュア    (81億円)→103億円 (127.2%)
アンパンマン  (109億円)→120億円 (110.1%)
ウルトラマン  (60億円)→69億円 (115.0 %)
アイカツ!   (36億円)→30億円 (83.3%)
(売上げ増を青、売上減を赤)

バンダイ主要IP,、軒並み売上げ増なのですが、
スーパー戦隊がグループ全体売上で52.6%とほぼ半減になっているのが、本当に心配な所です。「騎士竜戦隊リュウソウジャー」は好調な様ですので、巻き返しを図りたい所です。

アイカツ!もきちんと今年の売上30億と同じ「来季計画30億」が発表されていますので、引き続き現状維持レベルでコンテンツが続く様です。

 

(おわり)