プリキュアの数字ブログ

プリキュアの数字に関するブログです。数字以外の事も半分くらい。数字に公平であるため広告、アフィリエイトは導入していません。価格.comのプリキュアおもちゃ特集ページ書きました。

プリキュア トイホビー売り上げ10~12月は10億。同期昨対111%も、作品別では82%へ減少。

株式会社バンダイナムコホールディングス
2016年3月期第3四半期決算発表が発表になりました。

 


これは2015年10~12月の数字ですね。

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http://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/file/view/5217?entry_id=4769


プリキュアのトイホビー売り上げは10億円でした。


従い、こうなります。

トイ部門・売上
年度別(4月~翌3月)
2004年度:101億
2005年度:123億( 72 +34+17)
2006年度:*60億(18+15+10+17)
2007年度:105億(17+34+28+26)
2008年度:105億(28+27+20+30)
2009年度:119億(23+34+28+34)
2010年度:125億(32+36+28+29)
2011年度:107億(26+26+22+33)
2012年度:106億(28+29+18+31)
2013年度:*98億(24+25+16+33)
2014年度:* 65億(19+17+*9+20)
2015年度:* 億(16+18+10       )


作品別(1~12月)
17+18+15+10=*60億 ふたりはプリキュアSplashStar
17+17+34+28=*96億 Yes!プリキュア5
26+28+27+20=101億 Yes!プリキュア5GoGo!
30+23+34+28=115億 フレッシュプリキュア!
34+32+36+28=130億 ハートキャッチプリキュア!
29+26+26+22=103億 スイートプリキュア!
33+28+29+18=108億 スマイルプリキュア
31+24+25+16=*96億 ドキドキプリキュア
33+19+17+*9=*78億 ハピネスチャージプリキュア
20+16+18+10=*64億 Go!プリンセスプリキュア ←New!!


(この作品別ってのはプリキュアの放送期間に合わせて1~12月で再集計したものです。従い公式なものではありません)


(グラフ)
作品別 トイホビー(1~12月)売上げ)
作品の放送期間に合わせて1~12月で集計したものです。

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年度別トイホビー(4月~翌3月)売上)
こっちが企業の決算に基づいた集計です。

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「GO!プリンセスプリキュア」の2015年度3Q(10~12月)のトイホビー売り上げは「10億」。
昨年ハピネスチャージの同期(3Q)が9億だったため、1億アップの微増、同期昨年対比111%となりました。

作品別(1~12月)で集計すると、
「Go!プリンセスプリキュア」の作品別売り上げ(1~12月)は
「64億」となりました。

昨年ハピネスチャージプリキュアの作品別(1~12月)が78億だったので、
マイナス14億、昨年対比82.1%という結果となりました。

 
ちょっと残念な結果になっちゃいましたね。

先般、業界紙「トイジャーナル」にて、

prehyou2015.hatenablog.com

前作「GO!プリンセスプリキュア」は立ち上げ当初こそ低空飛行がつづいたものの、夏休み商戦をきっかけに復調基調に転じ、年間を通した売り上げでは前作を上回る結果に。

 月間トイジャーナル2016.2 No1264(P009)

という記事が出ていました。

「年間を通した売り上げでは前作(ハピネスチャージ)を上回る結果」との事だったのですが、今回のバンダイの「トイホビー売り上げ」では3Q単期で見れば9億→10億で上回っていますが、1~12月で見ると下回っていますね。

これは業界紙トイジャーナルの記事が「玩具」だけの結果だったのに対し、
今回出たバンダイのトイホビー売り上げが「玩具の他、アパレル、食玩、生活用品、文具、カード、カプセルトイ等を含む」ためだと思われます。
(他にも、集計期間の違いなどもあるとは思います。)

要は、「Go!プリンセスプリキュア」は

「プリンセスパフュームなどメインの玩具自体は昨年以上に売れたけど」
「アパレル、文具、食玩、生活用品、カプセルトイなどが昨年を下回った」

のだと思われます。

 アパレル、文具などは引き続き妖怪ウォッチやプリパラなどにかなりシェアを奪われているような感じですね。(カプセルトイはセーラームーンに場所を完全に取られていました。)
あと、Go!プリンセスプリキュアは「アパレル」「文具」が弱かった印象があります。

この辺りの周辺事情により昨年よりトイホビー売り上げが落ちてしまったものと思われます。
(そして不安な事にその傾向は今年も続くような感じです・・。)

ちょっと残念ではありますが、仕方が無いですね。

あと、今回「通期計画」が85億から70億へマイナス15億下方修正されています。

(このグラフの緑の線です)

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70億に下方修正されたことにより、4Qで26億出せれば、計画達成となります。

 

あと、直接は関係ないですけど、
後日、記事にしたいと思いますがアイカツの落ち込みが激しいですね・・・
2年前、2013年の3Q(10~12月)では51億だったのが、2015年3Qでは6億まで落ちています。アイカツはスマホアプリなどで巻き返し図れるでしょうか・・。

 

(コメント頂きました)↓

アイカツ!の一昨年同Qとの比較は意味がないと思われます。
何故なら作品の通年を4月区切りにする為に当Qで玩具全般を全く出していません。

 

あと、余談ですが、
今回のIR補足資料、

http://www.bandainamco.co.jp/ir/library/pdf/presentation/20160209_2Complement.pdf

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グループ全体の「プリキュア」の数字、間違ってますね。
2015.3の3Q累積62億になっていますけど、プリキュアそんなに高くありません。
IRライブラリで確認しましたが、昨年3Q累計実績は48億でした。
おそらく上のアンパンマンと逆になっています。

バンダイなんて大企業のIR資料なんて、8重くらいのチェック入って万全な体制だと思っていたのですが、こんなこともあるのですね。

(バンナムには一応メールしておきます・・)


 2016.2.10追記
上記内容のメールを送ったら丁寧な返事がバンダイより返ってきました。
現在は、ちゃんと修正されていますね。
(このメール送付により訂正されたものではないとは思いますが・・)
バンダイのメール対応は相変わらず、丁寧で好感が持てますね。

「魔法つかいプリキュア」も子供達に受け入れられる作品になるとよいですね。

 

(おわり)

 

 

prehyou2015.hatenablog.com